CSR調達の推進と紛争鉱物対応

シチズングループでは、サプライチェーン全体で社会的責任を果たしていくために、CSR調達を進めています。
「国連グローバル・コンパクト」および「シチズングループ行動憲章」に基づき、人権尊重をはじめ、環境保全、労働安全衛生、公正取引などの要請事項をまとめた「CSR調達ガイドライン」の遵守をお取引先に依頼しているほか、2019年度からはお取引先へのアンケートを開始しました。
今後もサプライチェーン全体で社会的責任を履行し、お客様に愛され、親しまれるものづくりを実践できるよう、お取引先との連携強化に努めます。

2019年度CSR調達推進目標

(単位:社)
  サプライヤー向け説明会の
実施有無
サプライヤー
アンケート送付
監査実施
シチズン時計 3 2
シチズンマシナリー 5 1
シチズン電子 5 1
シチズンファインディバイス - 30 1
シチズン・システムズ - 5 1
シチズン時計マニュファクチャリング 5 1
シチズンTIC - 4 1

※特段の記載のないものは、2019年3月末日時点

シチズングループCSR調達方針

シチズングループは、「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念に基づき、お客様に多種多様な製品/サービスを提供しています。 このために必要となる物品・サービスの調達においては、「シチズングループ行動憲章」に基づいた、公正、透明、自由な取引を行うため、以下の調達基本方針を定めています。
1.公正で透明な取引
物品・サービスの調達において、品質、価格、納期に加え法令、社会規範の遵守を尺度とした、合理的な基準に基づいてお取引先を選定します。
2.法令、社会規範の遵守
調達活動における各国の法令・社会規範を遵守します。
3.人権の尊重と労働環境への配慮
国際的に宣言されている人権基準を尊重すると共に、労働環境に配慮した調達活動を推進します。
4.環境に配慮した「グリーン調達」の推進
環境に配慮した製品づくりを進めるため、環境負荷の少ない部材を優先的に採用し、地 球環境の負荷低減に貢献します。
5.お取引先との共存共栄
国内外を問わず、シチズングループと目標を共有できる全てのお取引先と、より良いパートナーシップの構築に努めます。

シチズングループ CSR調達ガイドラインPDF(日本語)
シチズングループ CSR調達ガイドラインPDF(英語)

シチズングループ紛争鉱物対応方針

シチズングループ(シチズン時計株式会社およびそのグループ会社)は、コンゴ民主共和国およびその周辺国を原産地とするタンタル、スズ、タングステンおよび金(以下、「紛争鉱物」という。)がこれら諸国の武装勢力の重要な資金源になっており、紛争や人権侵害を助長していることは、重要な国際問題であると認識しています。
シチズングループでは、サプライヤーと連携して、武装勢力による児童労働や強制労働などの人権侵害を伴う資金調達に加担しないよう、武装勢力が採掘・仲介した「紛争鉱物」を使用しない方針です。

対応状況

  1. サプライヤーには「シチズングループCSR調達ガイドライン」や「シチ ズングループ行動憲章」遵守への理解を求めています。
  2. シチズングループでは、サプライチェーン全体で、シチズン製品に武装勢力の資金源となる紛争鉱物が含まれていないかを確認するため、経済協力開発機構(OECD)が発行した「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に沿って調査を実施しています。
  3. 調査は、Responsible Minerals Initiative(RMI)が提供するツールであるConflict Minerals Reporting Template(CMRT)を用いて行い、紛争鉱物を含有しないことの確認、サプライチェーン上の精錬業者の特定、サプライヤーによる紛争鉱物への取組状況などを確認・評価し、リスクに応じた対応をしています。
  4. カスタマーからのサプライチェーン情報提供のご要望に対しては、上記CMRTによる情報提供を行っています。またサプライヤーに対しても定期的な調査を行っています。
  5. シチズン時計のCSR担当役員を中心に、CSR室と環境マネジメント室が事務局となりグループ会社に展開を図っています。各グループ会社では、CSR担当部門と購買担当部門が連携してサプライチェーンの情報をまとめ、事務局に報告する体制となっています。

2019年4月

下請法講習会

シチズングループでは、下請取引の適正化を図り、下請法の違反行為を未然に防止するために、職場内のOJTによる研修の他に、2種類の下請法講習会を開催しています。一つは、必要な知識を効率よく学ぶ「講義型講習会」で、公正取引委員会の下請法ガイドブック『ポイント解説下請法』をテキストとして、下請法について体系的に学びます。
もう一つは、具体的な事例研究を中心とした「対話型講習会」です。職場内で違反のおそれがある事例や、公正取引委員会が指導・勧告した違反行為事例をもとに、参加者は自らの意見を言い、様々な考え方を共有しながら、ワークショップ形式で学んでいきます。
事例研究の題材となる違反行為は、買いたたき(合理性のない原価低減、原材料高騰時の単価の据え置き)、不当な経済上の利益提供要請(型の無償保管)、不当な給付内容の変更・やり直し、不当な返品等があり、これらの疑似体験を通して事例職場の改善点などを討議していきます。シチズングループの事業は、バリューチェーンのあらゆる段階で多くのビジネスパートナーに支えられています。発注者と受注者との双方がWin-Winの関係を本当の意味で築くために、望ましい取引方法に改善を進めています。このことが、中小企業等の技術力や生産性の向上に結び付き、さらにシチズングループの競争力の向上につながるように取り組んでいます。

下請法教育
下請法講習会

障がい者福祉センターとの事業連携

シチズン時計では、40年以上の長きにわたり社会福祉法人村山苑へ腕時計部品やアフターサービス部品の計数、包装、時計の解体等の業務委託を行っています。委託先として高い信頼関係にあり、2013年2月には社会福祉法人全国社会福祉協議会より『協力企業表彰』として感謝状を授与されました。これからもサプライチェーンにおける社会的責任を果たしていきます。

社会福祉法人 村上苑における計数業務
社会福祉法人 村上苑における計数業務