【事例紹介】社内報(WEB版)を通じた啓発活動の展開
シチズングループ
シチズングループの全従業員が購読する社内報では、毎年6月の「環境月間」で環境特集を組んでいます。2024年度は「シチズングループの環境事故防止活動と自然保護への取り組み」をテーマに、サステナブル経営の一環として環境への負荷を減らすための施策を学びました。
シチズングループは、グループを横断した環境管理体制を構築して「グループ全体での最適化」を目指し、着実な成果を効率よく出すための環境経営を進めています。
効率的に環境経営を推進するため、シチズングループではグループ環境管理体制を構築しています。2020年度より、シチズン時計社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」の下に、社⻑から任命された環境担当役員を委員⻑とする「グループ環境委員会」を設置し、グループの環境問題全般についてリスクと機会、対策等を検討しています。
EMSの適用範囲は、下記の適用組織ならびに適用製品、活動およびサービスです。
対象製品(時計・工作機械・小型精密部品・デバイス/電子機器/その他製品)ならびにそれらに伴う活動およびサービス(研究、開発、設計、調達、製造、販売など)に適用します。
シチズングループでは、国内海外の生産拠点でのISO14001 EMSの認証取得を推進しています。国内では販売会社等を除く12社すべてで、海外では13生産拠点のうち12拠点で認証取得しています。また、国内においてISO14001グループ統一認証を取得し、継続してグループ全体での活動の最適化や環境ガバナンスを強化しています。
2024年度はサンプリング6社による維持審査が行われ、認証維持適合と判断されました。
認証取得状況(取得会社・事業所、取得年月)はリンク先のデータ一覧をご覧ください。
シチズングループでは、グループ環境委員会において、環境法規制の順守、温室効果ガス排出量削減、製品含有化学物質の管理、廃棄物・リサイクルガバナンス、土壌・地下水汚染対策などの環境リスクマネジメントを推進しています。グループ環境委員会は年2回開催されるほか、廃棄物・リサイクルガバナンスや土壌汚染の状況や対応方法について、グループ各社と詳細に情報交換しています。また、「グループ内部環境監査」で潜在的な環境リスクを洗い出し、環境事故の未然防止とグループ内での情報共有を進めています。更に環境事故につながりかねないインシデント発生に際して、事業会社等の現場判断に委ねることなく、些細なことでもサステナビリティ推進部門への報告を義務付けるレポートライン体制を整備しました。情報収集改善で問題の発生にいち早く気づき、事故発生の未然防止や状況悪化の防止を強化します。
2024年度は、環境に関わる重大な法令違反、罰金・科料はありませんでした。
シチズングループでは、グループ全体のエネルギー・化学物質などの投入量、CO₂や廃棄物などの排出量を的確に把握し、計画的な環境負荷低減活動に活かしています。
シチズングループでは、従業員への環境教育を通じて、人間と環境との関わりについての正しい認識に立ち、自らの責任ある行動をもって、持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材の育成を目指しています。2024年度は、グループ全社(全従業員)を対象に「化学物質管理」をテーマとした環境eラーニングを実施しました。受講者5,944名、受講率99.8%でした。
シチズングループ
シチズングループの全従業員が購読する社内報では、毎年6月の「環境月間」で環境特集を組んでいます。2024年度は「シチズングループの環境事故防止活動と自然保護への取り組み」をテーマに、サステナブル経営の一環として環境への負荷を減らすための施策を学びました。
シチズンファインデバイス/シチズン時計マニュファクチャリング
シチズングループでは各社の業務に応じた知識やスキル向上を目的とした環境教育を展開しています。シチズンファインデバイス株式会社では通年学習のツールとして「目標管理の仕組み」「環境法令順守の仕組み」のeラーニング教材を作成しました。また化学物質の自律的管理に向け「化学物質リスクアセスメント教育」を立ち上げました。シチズン時計マニュファクチャリング株式会社では、ISO14001に関する基礎教育を動画形式で実施し、国内全17工場の従業員を対象に教育を行いました。2024年度には3回の動画教育を実施しており、すべての回で受講率が100%を達成しました。