シチズングループ行動憲章は、シチズングループの企業理念を具現化するための行動や判断の基準となるものです。シチズングループは、この企業理念の具体化を通じて、持続可能な社会の発展に貢献しつつ成長を遂げる、「市民に愛され市民に貢献する」企業となることを目指しています。シチズングループ行動憲章は日本語を含めた9カ国語に翻訳し、各国拠点に配布しているほか、すべてのグループ企業の役員に対し、本憲章の内容を遵守するよう誓約書の提出を求めています。また推進担当者を各拠点に配置して、ポスター掲示や冊子、携帯カードの配布など、国や地域の状況を考慮した浸透活動を展開しています。
浸透活動の一環として、国内従業員(6,214名)を対象に毎年オンライン研修を実施しており、2024年度は6,200名の従業員が受講しました。受講率 99.8%です。
シチズングループではまた、ものづくり企業としての責任を果たすため、役職員がものづくりに関し遵守すべき行動指針を示すものとして、シチズングループ行動憲章「2. 安心・安全、品質、環境に十分配慮した製品・サービスを提供します。」に基づく、ものづくりの考え方や価値観等を明文化した「シチズングループ品質行動憲章」を策定して、品質に関するコンプライアンスを更に徹底することを目指しています。
シチズングループでは、新任役員や新入社員向けの研修をはじめ、全従業員を対象としたeラーニングや、ポスター掲示、イントラネットでの情報開示、社内報での特集記事など、様々な機会を通じてシチズングループ品質行動憲章の浸透に努めています。
なお、海外拠点についても、各国語に翻訳したポスターの掲示を通じた周知活動を行っています。
シチズングループでは、CSRや企業倫理に関する評価・浸透度を把握し、今後のCSR課題の抽出と対応のために、毎年、事業会社(2024年度は国内15社)の経営陣、派遣社員を含む従業員を対象にCSR意識調査を行っています。
Q2.のコンプライアンスホットラインを「知っている」が88%、Q3.の「利用する」とした人が53%と、前年に続き50%を超えました。一方「利用しない」は9%となり減少傾向にありますが、その理由として「秘密が守られるか不安がある」は24%を占めており、通報者保護についての制度理解が不足しているためと考えられ、継続した周知が必要であることが明らかとなりました。