当社は、マテリアリティのひとつである気候変動への対応を推進するべく、あらかじめ定めたサステナビリティ目標を達成するか否かによって条件が変化する本社債の発行を決定しました。なお、本社債のKPIとして温室効果ガス排出量削減率(Scope1、2)を選定しており、この目標の達成がグループビジョンの実現に資するものと考えています。本社債の発行を通じて、SDGs達成に向けたグローバルな環境経営を推進し、脱炭素社会、資源循環型社会、安心・安全で心豊かな社会の実現に貢献してまいります。
サステナビリティ・リンク・ボンドとは、あらかじめ定められたサステナビリティ/ESGの目標を達成するか否かによって条件が変化する債券のことです。サステナビリティ・リンク・ボンドの発行体は、設定された時間軸に沿って、持続可能性の目標達成に向けて努力します。具体的には、発行体があらかじめ定めた重要な評価指標(以下「KPI」)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット※(以下「SPT」)による将来のパフォーマンスの評価に基づいた金融商品であり、KPIに関して達成すべき目標数値として設定されたSPTを達成したかどうかによって、債券の条件が変化します。
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社債の名称 | シチズン時計株式会社第4回無担保社債 (サステナビリティ・リンク・ボンド) |
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発行年限 | 5年 |
発行額 | 100億円 |
利率 | 年0.578% |
条件決定日 | 2023年9月13日 |
発行日 | 2023年9月20日 |
償還期日 | 2028年9月20日 |
KPI | シチズングループ(以下、当グループ)における温室効果ガス排出量(Scope1+2)※の削減率
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SPT | 温室効果ガス排出量を2026年度までに33.6%削減(2018年度対比) |
判定後の債券特性 | SPTが判定日(2027年10月31日)時点で未達となった場合、本社債の特性は変動し、下記いずれかまたは双方の特性を持つものとします。変動内容については、上記判定日以降、下記①または②のいずれにするかを当社が決定します。 |
①SPTが未達となった場合には、本社債の償還期日までに、社債発行額の0.1%相当額を、環境保全活動を目的とする公益社団法人・公益財団法人・国際機関・自治体認定NPO法人・地方自治体等※へ寄付を実施します。
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②SPTが未達となった場合には、本社債の償還期日までに、社債発行額の0.1%相当額の排出権(温室効果ガス削減価値をクレジット・証書化したもの※)の購入を行います。
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取得格付 | A(株式会社格付投資情報センター) |
主幹事 | 野村證券株式会社(事務)、みずほ証券株式会社、SMBC日興証券株式会社、岡三証券株式会社 |
ストラクチャリング・エージェント※1 | 野村證券株式会社 |
第三者評価 | 本社債について、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則2023」および環境省が定める「サステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン(2022年版)」への適合性に関する第三者意見を取得しております。 |
フレームワーク |
サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク シチズン時計(PDF:1.20MB)![]() |
ニュースリリース | 2023年8月24日 サステナビリティ・リンク・ボンドの発行に関するお知らせ(PDF:1.16MB) ![]() |
2023年9月13日 サステナビリティ・リンク・ボンドの発行条件決定に関するお知らせ(PDF:118KB) ![]() |
本社債発行に向け、当社はサステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークを策定し、当該フレームワークに対し、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則」、環境省が定める「サステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン」および「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」への適合性に関する第三者意見を取得しております。