シチズングループでは、サステナブル経営をモデル化した「シチズン価値創造ストーリー」において、製品開発から製造、流通、販売に至るあらゆる事業活動にデジタルトランスフォーメーション(DX)が密接に関連すると位置づけています。
シチズングループビジョン2030において、「ユーザ視点での価値の創出、向上を継続的に行える企業グループへ」をDXビジョンとして掲げ、デジタル技術やデータ活用の積極的な推進を基本方針としています。DXビジョンの実現に向け「業務プロセスの変革による高収益体質への転換」「製品・サービスの変革による新たなユーザ価値の創出」「企業風土の変革」を3つの柱とし、業務改革から人財育成に至るまで多岐にわたるDX推進に取り組みます。
シチズングループでは、国内主要会社にDX推進の担当役員と専任の担当者を1名配置し、シチズン時計のデジタル統括センターIT戦略部が取りまとめ役となって、DX推進における進捗確認および人財育成などのグループ共通の課題解決に取り組んでいます。
2025年度は半期に一度、経営層、DX推進担当役員およびDX推進担当者が一堂に会する進捗報告会を開催して、各社の取り組み状況などを共有しました。また、国内主要会社間で課題共有や解決に向けた検討会を随時開催して、有効なDX施策の事例紹介やデジタルツールの情報提供を行うなど、グループ横断でDX推進に取り組んでいます。
役割
シチズン時計では、時計の心臓部であるムーブメントを構成する多様な部品情報の管理業務について、従来の帳票ベースからPLM(Product Lifecycle Management)ツールを導入して、設計・開発・製造・情報の一元管理を進めています。これにより、関連会社間でリアルタイムなデータ連携を通じて製造部門と販売部門の緊密な情報共有を実現するとともに、業務プロセスの見直しを並行して実施することで、ムーブメントの設計/製造業務に関する生産性向上を図ります。
2025年度は、部門でのデータおよびAI活用に注力した研修を計5回開催し、125名の従業員が参加しました。また、シチズングループ全体のDX推進施策として、グループのイントラネット上にDXポータルサイトを開設し、各社のDX関連の先進施策の紹介や基礎知識が学べる研修コンテンツを掲載しています。
なお、シチズン時計は、2026年6月1日付で、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく、「DX認定事業者」に認定されました。