豊かな未来をつなぐ、サステナブルなものづくり
2027年度のグループ全体売上に占める「サステナブルプロダクツ」の比率を30%以上にする
2030年にサステナブルファクトリーを実現する
2027年度のグループ全体売上に占める
「サステナブルプロダクツ」の比率を30%以上にする
サステナブルプロダクツ認定制度は、認定基準策定や評価対象品目の妥当性について、外部有識者の監修を受けたシチズングループ共通の社内制度です。
企業理念を基本として、これまでのサステナブルな取り組みを含む事業戦略と、マテリアリティとの整合性を図った製品・サービスをサステナブルプロダクツと認定します。
シチズングループとして特定した5つのマテリアリティのうち、製品・サービスを通じて解決すべきマテリアリティは、「気候変動への対応と循環型社会への貢献」、「質の高い生活への貢献」、「産業分野におけるソリューションの提供」の3つです。
これらのマテリアリティのうち、1つ以上に該当することをグループ共通の必須要件として、各事業において事業戦略および製品・サービスの独自性や優位性を考慮し、認定基準を定めています。
認定基準は、マテリアリティと結びついた貢献要素から構成されています。
具体的な認定基準は、事業ごとに設定され、客観的に判断される仕組みになっています。
マテリアリティ | 分類 | 貢献要素(例) | 関連するSDGs |
---|---|---|---|
気候変動の対応と 循環型社会への貢献 |
気候変動への対応 |
|
|
循環型社会への貢献 | |||
質の高い生活への貢献 | 多様なライフスタイルへの貢献 |
|
|
医療・ヘルスケアへの貢献 | |||
産業分野における ソリューションの提供 |
省力化・自動化ソリューションの提供 |
|
|
モビリティへの貢献 |
サステナブルプロダクツ認定制度および各事業の認定基準は、外部有識者の意見をふまえ、2023年にサステナビリティ委員会での協議を経て、グループ経営会議で承認されました。
今後、社会情勢の変化に応じて認定基準は適宜見直し、認定基準の変更はサステナビリティ委員会で協議・承認されます。
2030年にサステナブルファクトリーを実現する
シチズングループ全体で2030年までに「サステナブルファクトリー」の実現を目指しています。
具体的には、「気候変動への対応」「循環型社会への貢献」「品質コンプライアンスの順守」「人権の尊重と労働慣行」「持続可能な調達の推進」において、2030年の目指す姿とロードマップを策定し、適宜更新しながらグループ全体で取り組みを進めています。直近3年分の進捗は、分類ごとのリンクをご参照ください。
マテリアリティ | 分類・2030年目標 | 2030年主な指標 |
---|---|---|
気候変動への対応と循環型社会への貢献 |
気候変動への対応
|
|
循環型社会への貢献
|
||
社会的責任の遂行 |
品質コンプライアンスの順守
|
|
人権の尊重と労働慣行
|
|
|
持続可能な調達の推進
|
|
サステナブルファクトリーの実現には、お取引先をはじめとするバリューチェーン全体の協力が不可欠なことから、ステークホルダーに理解や協力を求める活動も進めています。浸透活動とリスク管理のツールとして、国連グローバルコンパクトの自己評価アンケート(SAQ:Self-Assessment Questionnaire)を活用しています。この自己評価アンケートは、CSRにかかわるコーポレートガバナンス、人権、環境、労働環境、品質等、全9項目に関し、方針、体制、取組、是正があるかを問うものです。すべての業界で共通使用できる基本的な内容であり、シチズングループでは、海外事業所も含めた全拠点と直接材の主要お取引先に対し、自己評価アンケートを実施しています。
シチズングループでは、2030年に向けての長期ビジョンとして「豊かな未来(とき)をつなぐ、Crafting a new tomorrow」を掲げ、サステナブル経営を推進しています。
気候変動をはじめとした環境課題はもちろん、人権問題や労働慣行、生産性向上などの社会・経済の課題にも配慮した持続可能な生産施設や事業所を目指す「サステナブルファクトリー」と、主要な社会課題解決に貢献し、事業成長に寄与する製品やサービスの売上比率向上を目指す「サステナブルプロダクツ」。これらはサステナブル経営を具現化する施策であり、長期ビジョン実現の核となる取り組みです。
シチズングループはサステナブルプロダクツ&ファクトリーを推進することで、「安心」「信頼」そして「感動」を届け、人々の暮らしだけでなく、心まで豊かにし、その豊かさを次世代につなげていく企業グループを目指していきます。