社長メッセージ

代表取締役社長 佐藤敏彦

「市民に愛され市民に貢献する」

困難が続く時代にあっても
シチズングループは持続的成長を目指します。

2019年度は「Innovation for the next ~時を感じ、未来に感動を~」というグループ中期経営ビジョンのもと、新たな中期経営計画をスタートさせました。これには時代(とき)の変化を敏感に捉え、従来のものづくりにとどまらず、新たな価値創造に挑戦し持続可能な未来を創るという想いを込めており、これまで様々な施策に取り組んできました。しかし現在、世界中で新型コロナウイルスの感染が広がっており、いまだ終息時期が見通せない厳しい状況に置かれています。このパンデミックが世界経済と市民生活に与えた影響は甚大であり、改めて我々の企業としての存在価値を考え直すとともに、持続的な成長を目指し一歩ずつ歩みを進め、新たな時代への対応力をより強固なものにしていかなければならないと強く認識しています。

2020年は当社のみならず、世界的、社会的にも大きな転換の年となるでしょう。これまでも時代の流れの中で消費者の嗜好の変化やテクノロジーの発展など、連続的な変化というものはありましたが、今回のパンデミックは世界の有り様を非常に大きく、かつ非連続的に変えてしまい、世界中で外出禁止などの措置により店舗経営ができなくなるなど、多くの業種・業態で影響が続いています。

また、当社の事業に対する環境も我々の想定を上回る規模と速さで変化しています。この状況を踏まえ、中期経営計画に掲げる「時計事業の収益力強化」、「工作機械事業の成長促進」という2つの成長戦略をさらに加速していくことが喫緊の課題であると考えています。「時計事業の収益力強化」については、「Eco-Driveを軸としたシチズンブランドの収益拡大」、「機械式商品の中長期的な拡充」、「高収益体質への転換」の3つの重点戦略を実行するとともに、第2のコア事業である「工作機械事業の成長促進」については、「生産革新による強固な事業基盤の確立」、「既存事業のさらなる競争力強化」、「IoT活用によるソリューション事業の拡充」の3つを重点戦略として推進しています。

これらの成長戦略をグループ全体で実行するためには、成長を下支えする機能の強化も欠かせません。「デジタルトランスフォーメーションの推進」と「知財情報の戦略的活用」に取り組むなど、効率的な事業活動を徹底することで、企業価値の向上につなげていきたいと思います。

シチズン時計株式会社
代表取締役社長
佐藤敏彦