社長メッセージ

代表取締役社長 戸倉敏夫

新たなる100年の始まりに。
変化のスピードに対応し、グループ一丸となってさらなる挑戦を。

2018年5月、私たちシチズングループは、おかげさまで創業100周年を迎えることができました。そして踏み出した新たなる100年、変化のスピードは今よりもはるかに速くなります。現在でさえ、人工知能(AI)やロボット、自動運転技術やIoTなど、技術の変化が生活を急速に変えています。私たちは、この超高速のスピードにしっかりと対応し、変化の波を的確に捉えることで、ビジネスを伸ばしていく必要があります。
また、本年4月からは、2013年にスタートさせた中期経営計画「シチズングローバルプラン2018」の最終年度が始まりました。「真のグローバル企業」となるために、構造改革や事業の選択と集中などさまざまな施策を行ってきましたが、その仕上げである今年度においても、各事業で「変化」への対応が求められています。

まず、私たちが成長の核に据える時計事業では、回復を見せる時計市場において、守りから攻めに転じ、売上の拡大を最優先課題とします。シチズンブランドとBULOVAブランドの販売統合を皮切りに、マルチブランド戦略を推し進めるための体制ができました。今年からは「進化したマルチブランド戦略」で、市場での存在感を高めてシェアを上げていきます。
さらに、小売流通が変革期を迎えている現在、「各流通に寄り添う差別化戦略」に基づく商品を提供し、多様化した消費者の嗜好や購買行動の変化に対応していきます。そして、世界有数のマニュファクチュールとして、常に革新的なものづくりに挑戦すべく、製造プロセスなどを見直し、大胆に変革したいと考えています。
時計事業に次ぐ第二の柱と位置づけている工作機械事業は、グループの中で唯一、最終年度を待たず2017年度中に計画を達成できました。きめ細かな市場対応や、低周波振動切削(LFV)という競合他社にはない技術を製品化し、顧客から高い評価を受けたことが要因です。ただ、この業界も自動車のEV化など大きな変化が起きていますので、技術の差別化や他分野への参入など、今後のさらなる成長を模索し、戦略を練り上げていく必要があります。
デバイス事業と電子機器事業においては、技術や市場の変化を見るセンサー機能を今以上に磨き、どの技術に優位性があり、競合に勝てるのかを、しっかりと見極めていきます。

創業100周年における活動の一つとして、社員が国内外の各所に赴く「社会貢献活動派遣制度」も始まりました。シチズン、すなわち「市民」を社名とする私たちだからこそ市民のために貢献したいという思いを胸に、新たな価値観を学ぶことは、組織を活性化し、シチズングループ全体の風土改革にもつながると考えています。
先人たちが築き上げた価値を引き継ぎながらも、変化のスピードに対応し、時には自らを変革し、「真のグローバル企業」へ。私たちシチズングループは、一丸となって新たなる100年に挑みます。

シチズン時計株式会社
代表取締役社長
戸倉敏夫