ダイバーシティ&インクルージョン

シチズングループは社員一人ひとりを尊重し、多様性を尊重し、活かせる環境をつくることが経営の責務と考えています。

ダイバーシティ&インクルージョンロードマップ

シチズングループでは、シチズン時計が主体となって2030年には当社における女性管理職比率20%以上とする目標を掲げ、グループ全体で多様な人財の活躍や女性管理職の育成・登用を推進しています。

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分類 2022年度 2023年度 2024年度 2030年
目標
  • 多様な人財の活躍、女性管理職候補の計画的育成と登用
KPI
  • シチズン時計における女性管理職比率7%以上
  • 男性の育休取制度の整備
  • シチズン時計における女性管理職比率8%以上
  • 男性の育休制度の利用状況調査と利用促進課題の特定
  • シチズン時計における女性管理職比率9%以上
  • 男性の育休制度の利用促進にかかる目標設定
  • シチズン時計における女性管理職比率20%以上
  • グループにおける男性の育休取得率の向上
施策
  • キャリアセミナーの実施
  • 男性の育休制度の整備と制度浸透
  • キャリアセミナー実施
  • 男性の育休制度の利用促進に向けた目標の設定と実行
  • 互いを尊重し、多様な人財が活躍できる風土醸成のためのセミナー
  • 男性の育休取得率の向上
  • 互いを尊重し、多様な人財が活躍できる風土醸成のためのセミナー
  • 男性の育休取得率の向上

女性活躍の推進

シチズングループは、女性が活躍し続けられる雇用環境整備のため、キャリア研修の充実や、ワークライフバランスを意識した勤務形態の導入など、さまざまな行動計画を策定し、実践しています。なお、経団連が2020年11月に掲げた「2030年30%チャレンジ」に賛同しており、シチズン時計では、管理職に占める女性比率を2025年度までに10%以上という目標を設定し、2016年にはシチズンウォッチオーストラリアでのグループ初の⼥性拠点⻑が誕⽣、2022年4月にはグループ初の女性人事部長が就任しています。また2022年度はシチズン時計の新卒採用者の男女比がほぼ1:1と、将来の女性管理職育成に向けた環境醸成も進められています。

シチズン時計における女性活躍の取り組み

女性活躍に向けた意識改革

シチズン時計では、ダイバーシティを推進する積極的な環境づくりを社⻑⾃らが宣⾔しています。そしてダイバーシティ推進の検討チームを⽴上げ、従業員の声をヒアリングして現状把握に努めるとともに、多様な従業員一人ひとりが⼀層活躍するのに必要な施策を検討してきました。具体的には、外部講師を招いて管理者の意識変⾰をうながすダイバーシティ講演会や、育児期にある男性・女性社員とその上⻑を対象とした育児期社員研修を開催し、制約を抱えながらも能⼒を発揮して活躍し続けるために、家族や同僚、上⻑との関わり方等についてワークやディスカッションをeラーニング通じて学んでいます。

女性従業員の能力開発・キャリア支援の取り組み

2018年度は、育児期に利⽤可能な制度周知のためのランチ会を実施し、ライフステージの変化に対して早期に⾒通しを立てて柔軟な⽣活設計を組むことの重要性を伝えるなど、安定したキャリア形成を後押しする施策を展開しました。2019年度も同ランチ会を開催して⽀援制度の周知や部署や年代を超えた相互理解の推進を図りました。2021年度にはキャリア支援セミナーやジョブ・リターンといった施策を展開しました。2022年度は産業医を講師に招いて、女性のキャリアと健康課題に関するセミナーを開催し、セミナーの様子は動画でグループ各社に共有も図るなど、上長や同僚も含めた周囲の理解促進を図る施策を展開しました。

女性の働きやすさと活躍を後押し

シチズン時計では近年の産休取得・復帰率は100%であり、育児に関わる就業時間の短縮や時差勤務の適用期間は小学校修了まで適用可能、介護休暇も就業時間の2時間短縮まで認めています。年次有給休暇の1時間単位の取得、積み立てた有給休暇(プール休暇)の用途についても、子育て支援を目的として利用する場合の適用範囲を子どもの中学校修了まで延長、家族の介護、自己啓発やボランティア参加目的でも使用を認めるなど柔軟な働き方を促進し、結婚、出産、介護といったライフイベントを経ても継続して働き続け、活躍いただけるよう運用を促進しています。男性の育児休暇取得についても育児参加の意義や必要性を伝える説明会を開催し、育休取得者の体験談を社内サイトで紹介するなど、育児参加を促す育休取得を積極的に推奨しています。

また、2021年度は配偶者の転勤等による退職者に対し再雇⽤の機会を提供するジョブ・リターン登録制度を利用した復職者も1名おりました。本来の意味である⼥性従業員が今以上に「活躍」できる会社にするため、⼥性管理職の計画的な育成・登用を進めています。シチズンウォッチオーストラリアでのシチズン初の⼥性拠点⻑の誕⽣からアジア拠点長の歴任に貢献するなど、着実に成果に繋げています。

LGBTQに関する取り組み

シチズン時計では、LGBTQに関する取り組みとして、採用活動の際の書類提出時の性別記載を任意としています。またハラスメント研修においてLGBTQに関するテーマを設け、外部指標に基づいて現状の取り組みの検証を行うなど、従業員の多様な価値観や経験を活かし、能力を発揮できる環境整備を推進しています。

障がい者雇用

シチズングループでは、「ともに働く」を基本⽅針として、障がい者雇⽤に積極的に取り組んでいます。一例として、シチズン時計では2018年度より特別支援学校からの実習生を毎年継続して受入れ、実習生の就業体験の場を提供するとともに、採用及び入社後の安定した就業に繋げ、採用実績は3名となっています。

また、40年以上にわたり、社会福祉法⼈村⼭苑(東京都東村山市)において、腕時計部品やアフターサービス部品の計数、包装、時計の解体等の業務委託を通じた就業⽀援を⾏っています。今後もさらに雇⽤拡⼤や職域拡⼤に努めていきます。