地球環境の変化や社会課題が深刻化する中、企業の責任はますます重要になっていると認識しています。私たちは、経済的な成長とともに、環境保護や社会貢献を視野に入れたビジネスモデルを追求し、持続可能な価値を提供することを目指しています。
「中期経営計画2027」では、各事業分野において主要な社会課題に配慮した「サステナブルプロダクツ」の創出と拡大に取り組んでいます。これらの製品は、企業理念を基盤に、これまでのサステナブルな取り組みを含む事業戦略とマテリアリティとの整合を図ったものであり、様々な社会課題の解決に寄与し、事業成長を促進します。また、環境負荷の低減に加え、コンプライアンスや人権、労働慣行、BCP(事業継続計画)、生産性向上などに総合的に配慮した持続可能な生産施設やオフィスである「サステナブルファクトリー」の構築を進め、持続可能な社会への貢献と経営基盤の強化を推進していきます。
これらの実現に向けて、「気候変動への対応と循環型社会への貢献」、「質の高い生活への貢献」、「産業分野におけるソリューションの提供」、「働きがいの向上と人財の育成」、「社会的責任の遂行」の5つのマテリアリティを特定し、グループ全体で取り組みを着実に進めています。
シチズングループは、これらの取り組みを更に推進し、企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」のもと、持続可能な社会の実現に貢献します。また、適切な情報開示とステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを通じ、企業価値の向上を図っていきます。今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
取締役
広報IR室・サステナビリティ推進部・開発部・ 知的財産部担当
小林 啓一