品質コンプライアンスの順守

品質コンプライアンスについての基本的な考え方

シチズングループでは、安心、安全、品質、環境に十分配慮した製品・サービスの持続的な提供に向けて、グループ全体で品質コンプライアンスの強化に取り組んでいます。

品質コンプライアンス推進体制

シチズングループでは、2018年度に設置された「グループ品質コンプライアンス委員会」が中心となり、品質コンプライアンスに対する認識の共通化を確実なものとするため、「シチズングループ行動憲章」第2条を基に各事業の状況を踏まえて策定された「シチズングループ品質行動憲章」の周知活動を海外拠点も含めて展開してきました。

本委員会は各社の品質担当役員で構成され、品質に関するコンプライアンス遵守の浸透に努めており、内部通報制度の実効性向上やESG/SDGsの視点も考慮しながら、各事業分野のステークホルダーの要請に応える活動も推進しています。

なお、製品の品質を担保する上で品質保証部門の独立性が重要なことから、2022年4月にシチズン時計の品質保証部を組織変更して独立した部門としました。

グループ品質コンプライアンス委員会体制図
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品質コンプライアンスのロードマップに対する進捗

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  2020年度 2021年度 2024年度 2030年度
目標
  • 品質行動憲章の周知拡大と遵守状況、リスク把握
  • 事業統括会社における品質保証部門の独立性の担保と実効的なモニタリング体制の整備
  • 全拠点における品質行動憲章遵守状況の実効的なリスク把握と是正
  • グループ全役員及び従業員が品質行動憲章を遵守する
KPI
  • 品質行動憲章の周知活動件数2回
  • eラーニング受講率90%
  • 品質行動憲章違反ゼロ
  • 品質行動憲章周知活動2回
  • eラーニング受講率98.8%
  • ホットライン認知度82.0%
  • 多言語eラーニング実施
  • 不正防止のシステム導入
  • 品質行動憲章違反ゼロ
  • コンプライアンスホットライン認知度90%
施策
  • 品質コンプライアンス視点監査チェックリスト作成
  • 品質行動憲章の海外拠点展開
  • 品質行動憲の周知活動
  • 品質行動憲章の海外拠点展開
  • 品質行動憲章の周知活動
  • 品質データ改ざん防止システムのグループへの導入
  • グループ全拠点への品質行動憲章の展開

2021年度の品質コンプライアンスの強化について、「シチズングループ品質行動憲章周知活動件数2回」の目標達成や、「eラーニング受講率98.8%」「ホットライン認知度82.0%」の成果を挙げました。なお品質行動憲章の周知活動の一環として、品質不正の具体例等を交えた研修資料を新たに作成し、国内の全従業員と海外の日本人駐在員に対してeラーニング研修を2022年4月から順次実施しています。また海外拠点での品質行動憲章ポスター掲示による周知活動など、コロナ禍においても品質行動憲章の周知活動を継続して実践しています。

また、シチズン時計が中心となって「品質コンプライアンスの視点によるチェックリストの作成」を進めています。コンプライアンスの視点に基づく製品の品質について、グループ各社で検討した項目をシチズン時計が取りまとめ、グループ共通の項目を抽出した上で、各社固有の項目を加えた共通チェックリストになる予定です。グループ品質コンプライアンス委員会では、この共通チェックリストを用いたグループ内の品質コンプライアンスに関するモニタリング調査を予定しています。

また、2021年度の委員会活動として、品質トラブルに関する情報共有や、発生原因の解明や防止策について議論する機会を年4回設けました。こうした活動を含め、同委員会がグループの品質担保の要となり、各社の品質担当部門や監査部門等と連携しながら、品質コンプライアンスの強化・向上を推進しています。

グループ品質コンプライアンス委員会:2021年度の議題

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実施日 議題
第1回 2021.06
  • 時計事業での品質コンプライアンス事案の共有
  • 品質コンプライアンス研修資料の作成
第2回 2021.09
  • 時計事業での品質コンプライアンス事案について討議
  • 品質コンプライアンス研修資料の作成
第3回 2021.12
  • 時計事業での品質コンプライアンス事案について討議
  • 品質コンプライアンス研修資料の作成
  • 電子機器事業の事例共有( TSCA規制物質PIP(3:1)関連)
第4回 2022.03
  • 他社事例に学ぶ
  • 品質コンプライアンス研修資料の最終確認
  • 次年度予定確認

品質コンプライアンスの強化に向けた取り組み

従業員研修の実施

シチズングループ全ての従業員の品質コンプライアンス意識を高めるため、「シチズングループ行動憲章」と関連付けた「シチズングループ品質行動憲章」の研修を、新入社員研修や新任役員研修のプラグラムとして定期的に実施しており、グループ全体で品質コンプライアンス意識の向上を図っています。

「シチズングループ品質行動憲章」の海外展開

海外における品質コンプライアンス意識の周知徹底のため、これまで中国の拠点で実施していた「シチズングループ品質行動憲章」ポスター掲示を、2021年度はタイとベトナム、フィリピンの製造工場で展開しました。シチズングループ品質行動憲章では、品質の維持に向けた取り組み事項ほか、仕事に取り組む姿勢といった、グループの一員としてあるべき姿も掲げています。コロナ禍で緊密な意思疎通が難しい状況において、ポスター展示が海外の従業員もグループの一員であるとの自覚や心の拠り所になっているとの評価を得ており、今後も他拠点への展開を通じて品質コンプライアンス意識の向上を図っていきます。

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海外製造工場でのポスター掲示の様子

不正再発防止に向けた取り組み

品質コンプライアンスの強化に向けて、シチズン電子では部門長の定期的な人事ローテーション制度や、品質やデータの改ざんを防止するシステムをグループ内でいち早く導入するなどの取り組みを進めています。また、社内認定試験所や品質保証部門を社長直下にするなど部門の独立性を持たせる施策を行って以後、同社において品質不正は発生しておりません。なお、これらの取り組みはシチズン時計の取締役会ほかグループ内に共有されています。

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