サーキュラーエコノミー

サーキュラーエコノミー実現に向けて

サステナビリティ委員会では、グループのサステナビリティに関する討議だけでなく、外部の有識者によるサステナビリティに関するテーマで講演会も開催しています。2021年5月にはグループ役員および部門長を対象に「サーキュラーエコノミー 世界の最前線と企業の成長戦略」をテーマに講演会を開催しました。「企業がサーキュラーエコノミーに取り組むべき最終の目的はヒューマン・ウェルビーイング(人類の幸せ)の実現であり、持続可能な社会経済のための手段として資源循環は事業の根幹となる。」という内容は、SDGsやサステナビリティの推進を加速させる端緒ともなっています。

シチズングループでは、これまでの3Rに係る取り組みをベースとして、耐久性や安全性の確保を大前提としつつ、原材料の調達や設計の段階から資源回収や再利用を前提とした、限りある資源を最大限に活用した製品開発を推進することで、経済活動に起因する地球規模の諸問題、気候変動や生物多様性、環境汚染などの解決に寄与することを目指してまいります。

時計事業の取り組み

腕時計はお客様の腕に直に装着し、長年にわたりご愛用いただけるという特性を備えた製品です。これまでも、定期的な電池交換の要らない光発電『エコ・ドライブ』を搭載した世界初のアナログ式光発電時計を1976年に開発するなど、半世紀前から地球環境に配慮した製品を世に送り出してきました。

2021年には若手社員20名程度からなるプロジェクトチームが立ち上がり、サーキュラーエコノミーに関する検討作業が本格的にスタートしました。2022年には多くの部門が参加する分科会が立ち上がり、より具体的な検討が進められています。

  • ※ エコ・ドライブ: 定期的な電池交換不要の光発電時計で、シチズン独自の技術です。環境保護の観点からも評価を受け、日本では1996年に腕時計として初めて「エコマーク商品」に認定されました。