トップメッセージ

100年つづくサステナブルなものづくりを通じて、
地球環境や社会に広く貢献していきます

シチズングループでは、2019年度から「サステナブル経営」を掲げ、事業を通じた社会課題の解決を推進しています。シチズングループの「サステナブル経営」とは、単に良い製品・サービスを提供するだけでなく、バリューチェーン全体で人権や地球環境などの社会課題にも配慮した経営を通じ、ステークホルダーからの信頼を獲得しながら事業を拡大し、持続的な企業価値の向上を図ることです。

太陽光や室内のわずかな光を電気に変えて時計を動かす世界初のアナログ式光発電時計を1976年に発売するなど、環境に配慮した製品を長年提供してきた私たちが、将来を見据えて打ち出したのが「サステナブルファクトリー」と「サステナブルプロダクツ」構想です。環境負荷の低減に加えて、コンプライアンスや人権、労働慣行、BCP、生産性向上など総合的に配慮した持続可能な生産施設やオフィスを「サステナブルファクトリー」とし、従来の環境配慮型製品の発展型として、マテリアリティにひも付く主要な社会課題解決に貢献し、事業成長に寄与する製品やサービスを「サステナブルプロダクツ」とする考え方は、シチズンのサステナブル経営を具現化するものといえます。本プロダクツを世に送り出すことで、お客様に感動や満足を提供し、制作する側も充足感や適正な報酬が得られるといった、ステークホルダー全体の環境価値や社会価値、経済価値を向上できると考えています。

サステナブルファクトリーとサステナブルプロダクツという事業基盤と事業活動の両面から社会課題の解決に貢献し、持続的な価値を生み出せる存在となることは、グループ全体のブランドイメージや企業価値を高め、将来的な経営リスクの回避にもつながるものです。

シチズングループの企業理念である「市民に愛され市民に貢献する」は、SDGs(持続可能な開発目標)やサステナビリティの理念に合致するものであり、各事業領域において社会課題の解決に寄与する社会・環境・経済価値の創造を通じ、SDGs達成に貢献していきます。

「シチズングループビジョン2030」

シチズングループでは、今後想定される様々な将来の環境変化を踏まえた上で、グループの強みと資本を活かし、将来のありたい姿の実現に向けたグループの長期ビジョンとして、「シチズングループビジョン2030」を策定しています。

「シチズングループビジョン 2030」では、豊かな未来(とき)をつなぐ“Crafting a new tomorrow”を新たなビジョンとして掲げており、2030年のシチズンが、世界の人々の暮らしだけでなく、心までより豊かにすること。そして、その豊かさを次世代につなげていくことが、私たちの使命であることを示しています。

シチズングループが、社会に安心、信頼そして感動を届ける存在になれるように努めていきます。

シチズン時計株式会社
代表取締役社長
佐藤敏彦