流体動圧軸受は金属製が主流ですが、小型化が難しいという欠点がありました。
そこで本製品は、小型加工が容易で変形や摩擦に強いセラミックスを採用。当社の時計部品製造で培ったセラミックスの優れた特長を生かす高精度加工技術を用いて、小型かつ、オイルを充填させるため軸受内部にくさび形状の「ヘリンボーン溝」を形成することが可能となりました。
また、ヘリンボーン溝に当社独自形状(特許出願中)を採用しています。
軸受製品については、コロナ禍におけるテレワーク需要の促進や、学生のオンライン授業等によるノートパソコン需要の拡大で、薄型ファンやHDD用の軸受の需要が高まっており、より静音で小型のものが求められています。本製品はこうした市場のニーズに対応します。