2024年3月13日
シチズン時計株式会社

タイの視覚障がい者学校の卒業生に
視覚障がい者対応腕時計を寄贈

シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:佐藤 敏彦)は、タイの視覚障がい者学校に対して視覚障がい者対応腕時計を寄贈。ロッブリー県にある、ロッブリー複合視覚障がい者学校(正式名称:School for the Blind and the Blind with Multiple Handicaps Lopburi)にて、3月13日に寄贈式を行いました。寄贈した腕時計は、タイの視覚障がい者学校7校の卒業生32名に手渡される予定です。

寄贈した腕時計は、あらゆる人が快適に使えるよう、健常者だけでなく視覚障がいを持つ方、弱視の方など、使用を想定される人が企画・開発段階から関わるというインクルーシブなデザインアプローチを採用した新たな視覚障がい者対応腕時計として、2020年に発売。開発にあたり、ロッブリー複合視覚障がい者学校の在校生や教職員のご意見をお聞きし、実用性やデザインを向上させました。発売に合わせて、ロッブリー複合視覚障がい者学校に100本時計を寄贈し、その後も毎年卒業生に寄贈するなど継続的なサポートを行っており、卒業生への寄贈は今回で4回目となります。

3月13日に行われた寄贈式には、タイ・アユタヤにあるグループ会社 ROYAL TIME CITI CO.,LTD.代表取締役の長田貴夫が出席。寄贈した腕時計はとり外しがしやすく、時刻がわかりやすいと喜ばれました。学校に寄贈した腕時計を3年間使い続けている生徒は、朝起きた時にすぐに時刻を確認できるように、睡眠中も着用しているとのことです。

当日納品予定
当日納品予定

ロッブリー複合視覚障がい者学校での寄贈式

視覚障がい者対応腕時計(AC2200-55E)について

AC2200-55E製品画像

時刻を判読しやすくするため、時分針の長短を明確にし、合わせて、時針用の凸部を内側に、分針用を外側に配置しています。また、弱視の方も判読しやすいよう、黒文字板にイエローのインデックスを組み合わせています。

直接指で触れる文字板には、指紋や凸部を目立たせないようにするためマット加工を施し、カジュアルなフォントを合わせることでタウンユースに最適なデザインに仕上げています。

視覚障がい者対応時計 「触って時間を知る時計」
ウェブサイト  https://citizen.jp/touchtimewatch/index.html

<シチズン時計とは>

シチズン時計は、腕時計の部品から、完成時計の組立・調整まで自社一貫製造できるマニュファクチュールであり、世界約140の国と地域でビジネスを展開しています。1918年の創業以来、“Better Starts Now”「どんな時であろうと『今』をスタートだと考えて行動する限り、私たちは絶えず何かをより良くしていけるのだ」という信念のもと、機械式からはじまり、世界に先駆けて開発した光発電技術「エコ・ドライブ」や、最先端の衛星電波時計など、常に時計の可能性を考え、開発を重ねてきました。シチズン時計は、これからも時計の未来を切りひらいていきます。

  • Eco-Drive(エコ・ドライブ)はシチズン時計株式会社の登録商標です。
  • 本リリースの内容は発表日時点の情報です。