2022年10月17日
シチズン電子株式会社

イエローリングなど照射面のムラを改善した
「CITILED COB Series Type-F」を開発
~ムラのない、均一な光の実現 ~

シチズン電子株式会社(本社:山梨県富士吉田市、社長:関口 金孝)は、これまで照明器具のLED化において課題となっていたイエローリングなど、照射面の「光の質」を大きく改善した「CITILED COB Series Type-F」を開発しました。10月下旬よりサンプル出荷を開始し、2023年1月より量産を予定しております。

照射面改善CITILED COB Series Type-F

◆製品タイプ:
High Intensity series Version4
2タイプ、14品種
◆用途   :
スポットライト、ダウンライト、
ウォールウオッシャーなどの景観照明など
◆量産開始 :
2023年1月より量産出荷予定

照明用LEDは、明るさ、発光効率といった機能向上を中心とした開発を行って参りましたが、昨今、ホテル・レストラン・美術館などの空間照明において、ムラなく均一に光る、「光の質」へのニーズはより高まっています。今回開発した「CITILED COB Series Type-F」はそのような市場のニーズに応える製品となっております。

主な特長

1.均一な光の実現

従来品においてはLEDの光の特性上発生してしまうイエローリングや色ムラが課題となっていました。本製品は光源の素材や構造を見直すことで、光束ロスを最小限に抑制しつつも課題を解決し、専用設計の光学レンズを使用することなく、ムラのない均一な光の照射が可能となりました。

新製品 通常品
点灯状態
新製品 通常品
照射面

2.器具開発負荷の軽減

従来のムラ対策として行っていたレンズの専用設計など開発期間、材料費用等が大幅に削減可能となります。

3.美しい空間を表現

照射面に加え、空間においても光のムラが解消しており、調和が重視されるホテル・レストラン・美術館などの空間照明に最適です。また、発光面の輝度ムラも改善されているため屋外用照明などで発生するグレア(まぶしさ)低減の効果も期待されます。

新製品 通常品
壁面照射

本製品は、 シチズン電子が世界で先駆けた照明用COBパッケージサプライヤとして、これまで業界が抱えていた課題を解決する製品となっており、今後のLED光源の主流となることが期待されております。シチズン電子は今後も、長年に渡り蓄積してきた高度なパッケージング技術と、高品質・高信頼性技術を用いた製品開発で、LED光源の発展に貢献していきます。

「CITILED The Light Engine」とは、シチズン電子の照明用LEDのブランド名です。 「CITILED」はシチズン時計株式会社の登録商標です。

※本リリースの内容は発表日時点の情報です。商品のデザイン及び価格、発売日、スペックなどは、一部変更になる場合があります。

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