時計の電池交換で砂漠に苗木を!
使用済み電池約15万個のリサイクル費で砂漠の緑化を支援
シチズン時計株式会社の販売子会社であるシチズンリテイルプラニング株式会社(本社:東京都新宿区 / 社長:瀧澤 誠)は、運営する店舗での電池交換サービスの際に出る使用済み酸化銀電池をリサイクル業者に売却した金額を寄付し、NGO団体「地球緑化クラブ」を通じて砂漠の緑化を支援する「Earth Green ACTION(アースグリーンアクション)」を5月1日よりスタートします。
シチズンリテイルプラニング株式会社は、オンタイム、ムーヴ、という腕時計のセレクトショップ43店舗とアウトレット24店舗の計67店舗を全国で展開しています。店舗では、腕時計販売と共に、年間15万件を超える電池交換サービスを行っており、その際に出る使用済みの酸化銀電池は、約70㎏(年間)と相当な量になります。電池には銀が含まれているため、リサイクル業者に売却し、売却代金を「地球緑化クラブ」に寄付する事で、中国内モンゴル自治区の人為的に砂漠化した土地を緑地化する活動を支援します。
年間15万個の使用済み電池を売却した場合、黄柳(ホワンリュウ)、檸条(ニンティアオ)といった現地の気候に適した苗木約5.8万本を植えることができ、植栽面積は約2.5ヘクタール(東京ドーム約0.5個分)となります。これにより、排出されたCO2を約755トン(年間、杉の木換算)吸収し、温暖化防止に貢献します。また、偏西風に乗って日本にも運ばれてくる黄砂飛来を抑止する効果も期待されます。
電池交換されたお客様には「Earth Green ACTION参加証明書」を発行し、緑化活動に貢献している旨をお伝えします。活動内容はカードに記載しているQRコードで確認することができます。
シチズングループのマテリアリティ(重要課題)の一つ「気候変動への対応と循環型社会への貢献」のアクションとして、お客様と一緒に、廃棄電池を有効活用するとともに、持続可能な社会の実現に向けて緑地化を推進していきます。
■一般社団法人「地球緑化クラブ」
2000年に砂漠緑化を目的とした任意団体としてスタート。常に現場に目を向け、作業の効率化、事業の継続性を求め、独自の緑化技術を確立し活動しています。
植物を植えるだけではなく、地域の貧困対策や植物の多様性にも目を向けた、その地に最も適した方法を目指しています。2009年4月、一般社団法人への組織変更を機に現在は地球温暖化対策や野生動物の保護、日本国内の復興支援活動など、幅広い活動を行っています。
■支援する「ホンシャンダーク沙地の緑化」
中国内モンゴル自治区にあるホンシャンダーク沙地もかつては緑豊かな大草原でしたが、近年砂漠化が急速に進行。そのおもな要因はカシミヤヤギの過放牧です。近年、カシミヤ製品が安く購入できるようになった背景には、過放牧による砂漠化があることを忘れてはなりません。そして、砂漠化の進行により、粒子の細かい砂は偏西風に乗り、黄砂となり日本へも飛来するようになりました。黄砂は中国の工業地帯で発生するPM2.5を吸着さることで、さらなる被害を及ぼしています。
※QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
★本リリースの内容は発表日時点の情報であり、一部変更になる場合があります。
お問い合わせ
- <本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先>
- シチズン時計株式会社
広報IR室
TEL 042-466-1232
- <電池交換修理サービスに関するお問い合わせ先>
- シチズンリテイルプラニング株式会社
チェーン流通事業部 技術サポート課
TEL 042-468-4661