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導電膜付細菌分析用検体保持プレートの本格受注生産を開始
堅牢/高コストパフォーマンス/平坦性を実現した
ディスポーザブルタイプ

デバイス

2020年10月29日
シチズンファインデバイス株式会社

シチズンファインデバイス株式会社(本社:山梨県南都留郡富士河口湖町、社長:近藤 隆造、以下、シチズンファインデバイス)は、高機能を実現し、コストパフォーマンスに優れた、使い捨て可能なディスポーザブルタイプの細菌分析用検体保持プレートの受注生産を11月より開始します。

本製品は、海外細菌分析装置メーカー向けに製造販売していましたが、この度、量産体制が整い、国内外の装置メーカーに向けて受注生産を本格化するものです。

細菌分析用検体保持プレート(以下、ターゲットプレート)とは、患者から採取された検体(血液、唾液、汗、尿など)を載せる基板であり、スピーディーに正確な病原菌を特定する細菌分析装置に使用されます。

当社のターゲットプレートは堅牢で平坦性に優れ、検体のクロスコンタミ(隣接する検体同士の接触)を抑えつつ、検体搭載スポットの高密度化を実現し、1スポット当たりの単価を抑えたコストパフォーマンスに優れた製品となっています。

主な特長

化学的安定・堅牢・高コストパフォーマンス・平坦性の要件を満たすアルミナセラミックスを使用

  1. 環境の影響を受けず、材質の変化を起こさない
  2. 堅牢で割れにくい
  3. 96個の検体搭載スポットを備えることで、1スポット当たりの単価を抑え、コストパフォーマンスに優れている
  4. セラミックスを研磨することで、平坦性に優れている

着色、導電、アンカー(親水・撥水など)機能膜を施す

  1. 検体が見やすいよう、白いセラミックス基板に有色膜を付加
  2. 質量分析に必要な導電膜を数層配置
  3. 検体が、確実にスポット内に均質に入り、外には広がらないアンカー機能を搭載しています。検体を置くスポット円内は表面に薄く広がる親水膜を、検体が広がらないよう円外には、撥水膜を形成することでその機能を実現しています。
  4. アンカー機能により、検体スポット間に撥水膜が配置されるため、スポット間隔を狭くしても隣り合う検体が混入するリスク(クロスコンタミ)が無くなり、同一面積のプレート上に従来の2倍にあたる96のスポットを配置することが可能となりました。これにより検査効率が飛躍的に向上すると共に、コストパフォーマンス性も向上します。
現在使用されているターゲットプレートは、以下の3タイプがあります。
  • 繰り返して使用出来る強酸性洗浄が必要なリユースタイプ
  • 性能は良いが、高価格なディスポーザブルタイプ
  • 低価格だが、測定精度の劣るディスポーザブルタイプ
医療業界では、高精度測定が可能で、かつ低価格のディスポーザブルタイプが求められていましたが、それらを兼ね備える製品がなく、現状はリユースタイプが主流となっています。

当社の製品は、シチズンファインデバイスの保有技術である、セラミックス技術、薄膜技術を応用し、堅牢で平坦性に優れており、お客様の細菌分析装置にあった製品カスタマイズに対応した受注生産が可能となります。今後は、高性能・コストパフォーマンスに優れたターゲットプレートの市場拡販により医療への貢献を目指します。

応用技術製品例

  1. サブマウント製品
    良好な熱伝導性を持つセラミックスなどの基板に光学薄膜製品から薄膜メタライズまで、多様な成膜技術を応用
  2. 細胞培養プレート・血液分析プレート
    親水膜/撥水膜や両者を組み合わせたアンカー機能を実現し、濡れ性や光学特性を自在に制御
  3. 体細胞センサ
    特定の細胞のみを分離・抽出する流路構造

お問い合わせ

報道関係の方のお問い合わせ先
シチズン時計株式会社
広報IR室
TEL 042-466-1232(直)
シチズンファインデバイス株式会社
経営企画部
TEL 0555-23-7217(直)
一般のお客様のお問い合わせ先
もしくは
製品についてのお問い合わせ先
シチズンファインデバイス株式会社
マイクロデバイス事業部 営業部
TEL 0267-31-1123(直)

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