シチズンマシナリー株式会社（本社：長野県北佐久郡御代田町、社長：中島 圭一）は、基本性能、使いやすさを進化、フルモデルチェンジした、主軸台移動形CNC自動旋盤Cincom L20シリーズ4機種を2024年４月より販売開始します。また、このCincom L20シリーズの中から、「L20X」を2023年10月18日より開始される「MECT2023」に出展します。

主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L20」シリーズ

■発　売　日　：2024年4月

■機　　　種　：4機種

■月産予定台数：50台（4機種合計）

Cincom L20シリーズは、さまざまな業種の金属加工に対し汎用性があり、1990年発売以来累計販売台数が18,000台を超えるベストセラー機です。

今回のフルモデルチェンジでは、最新NC装置の搭載、背面主軸の高出力化、当社の強みであるLFV（低周波振動切削）技術での背面加工をⅩ型、Ⅻ型でも利用可能とするなど、基本性能の向上に加え、15インチの大型タッチパネルの採用など、お客さまの使いやすさ、生産性向上に寄与するための様々な改良を施し、進化させました。また、省力化・自動化のニーズにお応えするソリューション「FA フレンドリー」など、お客さまの最適な仕様を実現する豊富なオプションや、CO2排出削減に寄与する機能により、お客さまの自動化・省力化・生産性向上とサステナブルなモノづくりにお応えします。

【主な特長】

１．LFV技術（オプション）が正面・背面主軸で利用可能に

LFV技術の機能が、全モデルで正面・背面加工ともに使用可能となり、切りくずトラブルを解消。従来機以上の生産性向上と安定生産を実現します。

２．最新NC装置でサイクルタイムの短縮が可能

最新NC装置搭載により、プログラムの処理能力が向上しサイクルタイムの短縮が可能となります。

３．操作盤を一新し、直観的な操作が可能に

操作盤に大型15インチタッチパネルを採用。ユニバーサルデザインに基づく新HMI（ヒューマンマシンインターフェース）で直感的な操作が可能となりました。

４．作業性が向上した切削室

フルオープンできる切削室扉と機械背面にも扉を設置することで切削室内へのアプローチを容易にし、作業性を向上しました。

５．豊富なオプション

お客さまそれぞれの最適な仕様を実現する豊富なオプションを準備。ローダ/アンローダ装置、ATC装置、自動機内計測などのさまざまな機能や、IoTフレンドリー、FAフレンドリーが、工場の自動化・省力化、生産性向上をサポートします。

６．持続可能な社会実現に寄与する技術・機能

エアーの最適制御による消費電力量削減、消費電力量を機械モニタで確認できる機能などを提供しCO2排出削減に寄与します。

【LFV技術について】

・LFV技術とは

シチズン独自の制御技術により、サーボ軸を主軸回転と同期しながら切削方向に振動挙動させ、切削中に刃物のあたらない「空振り」する時間を設けることで切りくずを分断させる加工技術です。

・LFV技術の効果

• ①小径深穴加工の効率向上
• ②切りくずが長くなりやすい難削材旋削加工においても切りくずが細かく分断できる
• ③ワーク表面への傷防止
• ④切りくず容量の大幅縮小
• ⑤長時間高精度加工の実現

【主な仕様】

【主な加工ワーク】

精密機器部品、医療機器部品、電子機器部品、自動車関連部品　ほか

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