意識調査

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ビジネスパーソンの 「待ち時間」 意識

2018.05.31 ※調査内容は当時のものです。
Q1

どのくらい待たされるとイライラしますか?

日常生活のイライラタイム

エレベーターを待つ
約6割が“1分~1分超で”イライラ

エレベーターの待ち時間は「1分超」(36.5%)、「1分」(25.0%)が多く、合わせて6割(61.5%)に達しました。年代別に見ると、20代が最もせっかちで、“30秒まで”(「10秒」~「30秒」の合計)に45%がイライラを感じています。

歩行者として信号を待つ
約6割が“1分~1分超”でイライラ

歩行者として信号を待つ時間も、イライラしはじめるのは「1分超」(32.5%)、「1分」(28.0%)が多く、合わせると6割(60.5%)に達します。

スーパー、コンビニでのレジ待ち
コンビニの方が早さ求められるも、差は縮小

スーパーでのレジ待ち時間は、「3分」がトップで26.8%。“3分まで”(「30秒」~「3分」の合計)に約6割(61.1%)がイライラしはじめます。

コンビニも「3分」(25.8%)がトップで、“3分まで”に8割超(80.9%)がイライラしはじめます。

スーパー、コンビニともに「3分」がトップでしたが同じ小売りの待ち時間でも、スーパーよりコンビニの方がイライラを感じるまでが早いようです。

一方で、2013年とコンビニのレジ待ち時間の意識を比べると、“2分まで”が減少し、「3分」、「5分」、「5分超」が増加しました。消費者もやや気長になったのかもしれません。

ファストフード店で商品が出てくるまで
3分~5分超に集中 過剰なスピードは求められず

ファストフード店で商品が出てくるまでは、「5分超」(28.0%)がトップで、「5分」(23.8%)、「3分」(23.3%)と続きます。意外にも、それほど早さが求められていないことがわかります。

2013年と比べても、“2分まで”(「30秒」~「2分」の合計)の回答が減少(38.3%→25.0%)しており、気長になっていることが分かります。過剰なスピードは求められていないようです。

ランチタイムの飲食店での空席待ち
女性の方が待ち時間に寛容な傾向

限られたランチタイムの飲食店での空席待ちは、「10分」がトップで32.3%でした。

男女別に見ると、“あまり待ちたくない派”と言える「3分まで」(「1分」「3分」の合計)は男性17.0%に対して、女性は6.0%でした。一方、“長く待てる派”の「15分超」は、男性25.0%に対して、女性32.5%です。これらを見ると、女性の方がランチタイムに並ぶことに対して、若干気長な傾向にあるようです。

(単位:%)
2018年1分3分5分7分10分15分超
性別男性8.09.021.53.533.025.0
女性1.54.521.58.531.525.0

ランチタイム時、飲食店でオーダーした料理が運ばれてくるまで
約5割が“10分まで”にイライラ

ランチタイムで料理が運ばれるまでの時間は「10分」(35.3%)がトップ、次いで「15分」(27.8%)。約5割(48.3%)が“10分まで”(「5分」「10分」の合計)にイライラしはじめます。こちらは男女差が見られませんでした。ファストフード店では過剰なスピードは求めないものの時間の短いランチタイム、なるべく早く食事がしたいようです。

(単位:%)
2018年5分10分15分20分30分30分超
性別男性14.534.027.512.55.06.5
女性11.536.528.013.03.57.5

居酒屋で最初の1杯が出てくるまでの時間
5分以内に乾杯したい男性 女性は提供時間に寛容?

 2018年
1分8.3%
2分9.3%
3分26.0%
5分34.8%
5分超21.8%

最初の1杯が揃ってからが飲み会のはじまりです。結果は、「5分」(34.8%)、「3分」(26.0%)、「5分超」(21.8%)に集中しました。多くの人が、お店に着いてから乾杯までに3分~5分が限度と考えているようです。

男女別に見ると、女性は「5分」と「5分超」の合計が67.0%と集中し、男性よりも気長な傾向が見てとれます。とりあえず乾杯したい男性に対して、女性は乾杯前に既に話に花を咲かせているのかもしれません。

(単位:%)
2018年1分2分3分5分5分超
性別男性12.011.530.528.517.5
女性4.57.021.541.026.0

外出先でのトイレ待ち
「3分」「5分」が上位。女性は男性よりもガマン強い傾向

外出先でのトイレ待ちは、「5分」(29.0%)、「3分」(25.5%)が上位を占めました。

2013 年と比べて5分以内が減少、10分以上が増加しており、トイレ待ちはある程度時間がかかると認識している人が多いようです。

電話口で待たされる時間
“30秒以内”の取次ぎが理想

電話口で待たされる時間は、「30秒」(27.5%)、「1分」(23.3%)に集中しました。“30秒まで”(「5秒」~「30秒」の合計)に過半数(51.1%)がイライラしはじめます。電話の保留は、30秒が一つの目安になりそうです。