- Q1
休日の一日に、あなたは下記項目についてどのくらい時間を費やしていますか。
“家事ゼロ”夫が減少、会話は控えめ──夫婦の休日は静かな共存へ

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- 以降、すべて「3時間以上」は3時間として平均時間を算出
休日の平均家事時間は、夫「55分」、妻「1時間49分」。2005年と比べて夫は微増、妻は約25分短縮しており、夫婦間の家事時間の差はやや縮小しています。
「0分」と回答した夫は22.5%から9.5%へと大幅に減少し、"家事ゼロ"層が明確に減りました。一方で、妻の「3時間以上」が42.5%から23.0%へと半減し、「1時間~2時間」層が増加しています。
家事の効率化や分担が進む一方で、依然として妻が夫の約2倍の時間を費やしています。共働き世帯の増加を背景に、家事の"総量"そのものを見直すことが今後の課題と言えそうです。

休日の平均会話時間は、夫「1時間11分」、妻「1時間14分」。2005年からは夫婦ともに約20分減少しており、会話時間の減少傾向が見られます。「0分」と回答した層も夫6.5%、妻7.0%と一定数存在し、“会話ゼロの休日”を過ごす夫婦も少なくありません。
最も多かった回答は「1時間」(夫31.0%、妻23.5%)で、“ほどほどの会話”が主流となる一方、「3時間以上」と回答した層は大きく減少しました。
共働き世帯の増加やスマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及、個人時間を重視する傾向などを背景に、夫婦で意識的に会話時間を確保することが難しくなっている様子がうかがえます。


休日に夫婦が別々のことをして過ごす平均時間は、夫「1時間57分」、妻「2時間3分」。2005年の「2時間28分」からやや減少したものの、会話時間(夫1時間11分、妻1時間14分)を上回っており、“自分の時間”を確保するスタイルが定着しています。
「3時間以上」と回答した割合は、夫42.0%、妻40.5%と高く、特に40~50代では約半数に達しました。一方で、20代では夫18.0%、妻24.0%と低く、若年層ほど夫婦で一緒に過ごす時間を重視する傾向が見られます。
