意識調査

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「子どもの時間感覚」35年の推移

2016.06.10 ※調査内容は当時のものです。
Q

あなたにとって「大切な時間」と「無駄な時間」は?

大切な時間は①「睡眠」、②「食事」、③「家族と一緒にいる」
「ゲーム」の時間は大切であり(5位)、無駄(2位)でもある

「大切な時間」トップ5
(単位:%)
2016年2001年1981年
①睡眠51.8①睡眠60.7①睡眠66.6
②食事48.8②食事41.4②家で勉強・
読書する
43.2
③家族と一緒に
いる
41.0③家族と一緒に
いる
41.4③食事41.6
④学校の友だち
との付き合い
39.5④学校の友だち
との付き合い
32.8④スポーツ38.8
⑤ゲーム25.0⑤家で勉強・
読書する
25.2⑤家族と一緒に
いる
31.9
「無駄な時間」トップ5
(単位:%)
2016年2001年1981年
①EメールやSNS47.0①ゲーム45.5①音楽を聴く58.0
②ゲーム37.3②電話(携帯含む)44.5②テレビを見る53.3
③電話(携帯含む)34.8③EメールやSNS32.4③学習塾で勉強する38.8
④通学33.5④通学26.6④通学33.4
⑤お風呂19.3⑤テレビを見る24.1⑤学校以外の
友だちとの付き合い
23.3

子どもたちの一日(平日)の生活のなかで大切な時間、無駄な時間とはどんな時間なのか、時間に対する“意識”を尋ねてみました。

<大切な時間>は「睡眠」(51.8%)、「食事」(48.8%)、「家族と一緒にいる」(41.0%)がトップ3と、いずれも子どもの成長に大切な時間が上位に入りました。こうした行為を大切な時間だと考える意識は、調査開始以来35年が経った今も変わらないようです。ただし、「睡眠」を大切と考える割合は35年間で約15ポイント(66.6→51.8%)減少しています。その他では、「家で勉強・読書する」時間(8位)が減少傾向(43.2%→25.2%→16.0%)となりました。

<無駄な時間>は、「EメールやSNS」(47.0%)、「ゲーム」(37.3%)、「電話(携帯含む)」(34.8%)となりました。1981年のトップ3項目(「音楽を聴く」「テレビを見る」「学習塾で勉強する」)と比べるとガラリと変わっており、35年間で生活様式が大きく様変わりしました。「EメールやSNS」についてはあまり使わせないよう、親が管理しているのかもしれません。

また「ゲーム」については、大切と考える子どもが、この15年で約13ポイントアップ(11.7%→25.0%)。一方で無駄な時間として挙げる割合も2位(37.3%)ということから、「無駄だと思っていてもなかなかやめられない」「制限されているからこそゲームをしたい」という子どもたちの心理を想像することができます。