意識調査

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「子どもの時間感覚」35年の推移

2016.06.10 ※調査内容は当時のものです。
Q

一日(平日)にどの位時間を使っていますか?また希望する時間は?

「外で遊んでいる時間」は35年間で半減、テレビ離れも進む

行為者の平均時間
  実際の時間希望する時間
 %※12016年2001年1981年2016年2001年1981年
睡眠時間1008時間21分8時間29分8時間48分8時間48分9時間14分9時間23分
朝食時間98.218分26分21分21分25分25分
お母さんと話をする時間97.758分1時間16分53分1時間14分1時間33分48分
お父さんと話をする時間72.230分36分28分39分58分48分
家で勉強している時間97.758分56分1時間5分1時間15分58分1時間5分
外で遊んでいる時間69.51時間12分1時間47分2時間11分1時間35分2時間35分3時間7分
テレビを見ている時間95.51時間43分2時間19分2時間9分1時間44分2時間37分2時間37分
音楽を聴く時間33.729分46分23分37分58分41分
読書の時間63.529分44分34分47分56分55分
ゲームの時間※275.557分--1時間19分--
メールやSNSの時間※218.719分--25分--
ゲームやメールを楽しむ時間※2--1時間14分--1時間44分-
※1
行為の実施率
※2
2001年は質問項目を「ゲームやメールを楽しむ時間」で調査

子どもたちが平日の一日に、さまざまな生活活動に使う「実際の時間」と「希望の時間」の平均は上記のようになりました。

<実際の時間>で目立つのは「睡眠時間」と「外で遊んでいる時間」が、35年前から減り続けていることです。特に「外で遊んでいる時間」は35年前と比べて約半分(2時間11分→1時間12分)になっています。“外で遊ばない子供”が増えてきているというのはこうしたデータからも確かなようです。

また1981年から2001年にかけて増加した「テレビを見ている時間」も、2001年と比べて36分減少(2時間19分→1時間43分)しました。生活の多様化による“若者のテレビ離れ”が叫ばれる昨今ですが、小学生のライフスタイルにも影響が及んでいるということでしょうか。

親子の会話に目を向けてみると1981年、2001年と同様に、「お母さんと話をする時間」が「お父さんと話をする時間」の約2倍でした。時代が変わっても、母親中心のコミュニケーションに変わりはないようです。

<希望の時間>を見ますと、各項目とも<実際の時間>より増やしたいという結果でした。特に増やしたい時間が多いのは、「睡眠時間」→あと27分、「外で遊んでいる時間」→あと23分、「ゲームの時間」→あと22分、「読書の時間」→あと18分、「家で勉強する時間」→あと17分、「お母さんと話をする時間」→あと16分でした。