意識調査

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ビジネスパーソンの「待ち時間」意識調査

2013.06.03 ※調査内容は当時のものです。
Q

どのくらい待たされるとイライラしますか?

日常生活のイライラタイム

エレベーターを待つ
6割が“1分以上”でイライラ

エレベーターは、「1分超」(31.3%)、「1分」(30.0%)が多く、合わせると6割に達しました。03年調査と比べると、両項目とも割合が増えて(「1分」23.0%→30.0%、「1分超」15.8%→31.3%)おり、エレベーター待ちも気長になっています。

歩行者として信号を待つ
6割超が“1分以上”でイライラ

歩行者として信号を待つ場合も、イライラしはじめるのは「1分超」(32.8%)、「1分」(31.3%)が多く、合わせると6割(64.1%)を超えます。03年調査と比べると、両項目とも割合が増えて(「1分」22.8%→31.3%、「1分超」18.3%→32.8%)おり、イライラ度は緩和しています。

年代別では、20代は「1分超」が約4割(42.0%)と他に比べ多く、気長のようです。

スーパー、コンビニでのレジ待ち
スーパーは「3分」、コンビニは「2分」でイライラ

スーパーでのレジ待ちの限度は、「3分」がトップで全体の28.5%でした。“3分まで”(「30秒」「1分」「2分」「3分」の各数値合計)で6割超(65.4%)がイライラしはじめます。

また、コンビニでのレジ待ちの限度は、「1分」(30.8%)、「2分」(21.0%)の順で、“2分まで”(「30秒」「1分」「2分」の各数値合計)で、6割強(68.1%)がイライラしはじめます。

同じ小売りの待ち時間でも、スーパーよりもコンビニの方がイライラしはじめるのが早いようです。

ファストフード店で商品が出てくるまでの時間
意外とスピードを求めていない?“1分まで”は2割程度

ファストフード店ではどうでしょうか。結果は「3分」(28.3%)がトップ。次いで、「2分」と「5分超」が同率(18.0%)で続きます。

ファストフード店の中には、“60秒以内”で商品を出すサービスを実施したところもありますが、本問で“1分まで”(「30秒」「1分」の各数値合計)とした人は2割程度(20.3%)に過ぎず、そこまでスピードを求めていないことがうかがえます。

年代別では、20代は「5分超」が26.0%と他の年代に比べ多く、比較的気長のようです。

恋人と屋内で待ち合わせ
7割が“30分まで”にイライラ

恋人と屋内で待ち合わせる場合の限度は、「30分」がトップで全体の約3割(29.8%)でした。

“30分まで”(「5分」「10分」「20分」「30分」の各数値合計)にイライラしはじめる人は、全体の7割(70.1%)でした。

恋人と屋外で待ち合わせ
屋内よりもイライラのしはじめが早い。過半数の人が“20分まで”にイライラ

屋外の場合はどうでしょうか。

「30分」がトップで、全体の26.3%。これは屋内で待ち合わせた場合とあまり差がありません。

ただ、半数以上の人が“20分まで”(「5分」「10分」「20分」の各数値合計)にイライラしはじめており、屋内よりも屋外の方が、イライラしはじめるのが早いようです。

ランチタイム時、飲食店での空席待ち
貴重な昼休み、待てるのはせいぜい「10分」

ランチタイム時の飲食店での空席待ちは、「10分」がトップで全体の32.0%。“10分まで”(「1分」「3分」「5分」「7分」「10分」の各数値合計)では7割超(73.4%)に達します。時間に限りのある昼休みを、空席待ちに使えるのはせいぜい10分ということのようです。

ちなみに03年調査では“10分まで”が84.8%でしたので、やや緩和されたようです。

ランチタイム時、飲食店でオーダーした料理が運ばれてくるまで
4割近くが「10分」でイライラ

料理をオーダーしてから運ばれてくるまでの限度時間を聞きました。「10分」(36.0%)がトップで、“10分まで”(「5分」「10分」の各数値合計)に全体の46.5%がイライラしはじめます。03年調査では、“10分まで”に56.5%でしたので、こちらもやや緩和されたようです。

外出先でのトイレ待ち
「3分」「5分」が上位。女性は男性よりもガマン強い傾向

外出先でのトイレ待ちは、「5分」(30.0%)、「3分」(27.3%)が上位を占めました。

男女別でみますと、“5分以上”(「5分」「10分」「15分超」の各数値を合計)という人は、女性が42.5%と男性(36.0%)を6.5ポイント上回り、男性よりもガマン強いようです。

電話口で待たされる時間
6割が30秒でイライラ。待たせる場合は“30秒”以内で

仕事で電話を掛けた際に電話口で待たされるケースがありますが、どのくらいがガマンの限度なのでしょうか。「30秒」(29.5%)がトップで、“30秒まで”(「5秒」「10秒」「20秒」「30秒」の各数値合計)に過半数(59.6%)がイライラしています。

電話口で相手を待たせる目安は、30秒以内というところでしょうか。