PEOPLE
グローバル企業だからこそ味わえる
会計業務の面白さ
T・S
週末は妻と一緒にお出かけすること。メインは神社仏閣巡りと御朱印集め。江戸三十三観音、鎌倉三十三観音を制覇し、次は坂東三十三観音巡りに挑戦する。名探偵コナンも大好きで劇場版はまず通常の映画館で、次に4DX映画館で2度楽しむことにしている。
会計業務のスキルアップのために転職を決意
私は前職で、ある企業グループの経理業務請負子会社で関連会社の単体決算業務に携わっていました。そこで5年間、企業会計の基礎を身につけましたが、グループ本社の決算および連結決算は委託されておらず、会計業務のスキルアップに限界を感じるようになりました。そこで上場会社の連結決算業務にチャレンジできる環境を求めて、業種を絞らず広く会計職を募集する企業を探していました。シチズン時計との出合いは採用担当の方からのオファーです。それまでシチズン時計のことはよく知らなかったのですが、調べてみると国内だけでなく海外にも多くのグループ会社を展開していることがわかりました。ここでならより高度な会計知識が求められ、スキルアップが実現できる。そう確信して転職を決意しました。
入社後は経理部主計二課に配属となり、シチズングループ連結決算の数値作成や有価証券報告書等の開示資料の作成、グループ会社経理のガバナンス体制の強化といった業務に従事しています。また、このほかに会計基準改正によるグループ全体の方針を策定し展開するプロジェクトにも参加しています。
経験と知識が決算ごとに増えていく
現在私がメインで担当しているのは四半期ごとの決算数値の作成です。連結決算では親会社と子会社をあたかも「一つの会社」とみなして財務諸表を作成するため、単純に各社の数字を合算するだけではなく、様々な会計手続きが必要になります。例えば資本連結やグループ間取引の相殺、グループ内取引で発生した利益のうち、外部に販売されていない部分を消去する未実現利益消去などがその代表です。また海外は日本と会計基準が違うことも多く、最初は自ら望んだチャレンジではあるものの、会計処理を理解するのに苦労する場面もありました。そのたびに新鮮な気持ちで勉強しながら処理を理解しています。
一般に会計業務は四半期ごと、決算ごとに同じ作業を繰り返すルーチンワークと思われがちですが、そうではありません。特に多くの海外子会社を擁するシチズン時計のようなグローバル企業では、M&Aや合併などそれぞれの拠点で様々な動きがあり、それらに対応した正しい会計処理が求められます。それまで経験したことがない会計処理を行うことも多く、決算ごとに新たな経験が重なり、会計知識やスキルが向上していく実感があります。
有価証券報告書は投資家へのメッセージ
私にとって思い出深いのは、やはり初めて任された有価証券報告書の作成です。有価証券報告書の作成・開示を担当することで、自分たちがつくった決算数値がこういう流れで世に出るんだということがようやく理解できました。開示した文書を投資家が見て、その結果が会社の株価に反映されていると思うと、やりがいを感じます。私たちが作成し、開示する有価証券報告書は投資家へのメッセージでもあります。記載内容は開示基準に基づきますが、例えば主要グループ会社の掲載順をどうするのか、決算数値の解説にどのような文言を用いるのかといったディテールに企業の意志が隠されています。最近は私も他社の有価証券報告書を見て「この文言の裏にはこうした意図があるんだな」とわかるようになりました。
上場企業の連結決算を経験し会計業務のスキルアップを図りたいという転職時の目的は今まさにチャレンジしている最中です。知識や経験が深まるごとに、まだ知らないことがたくさんあると感じるのが会計業務であるため、今後も研鑽を重ね、将来的には「困ったら彼に聞け」と言われるような会計担当者になりたいです。特に連結決算ではグループの全体像を把握する必要があるため、今後も出張など国内外のグループ会社とのコミュニケーションの機会を活かしながら、事業の理解、各グループ会社への理解を深めたいと思っています。
※業務内容・所属部署は取材当時のものです。