PEOPLE

入社1年目で新製品を任されたことが
大きな自信と財産に

Y・H

2021年新卒入社
出身:融合理工学府 基幹工学専攻修了
時計開発部
新製品技術課

最近のマイブームは夜の散歩。見慣れた自宅近辺でも夜に散歩をするとまた新しい発見がある、というのは建前で、本音は誰もいない妻と二人だけの空間を楽しめるから。また、最近車を購入して休日は(やはり妻と二人で)富士山などへドライブに出かけている。

技術開発に対する姿勢に共感

私が大学時代に所属していたのは流体力学に関する研究室で、多くの同級生は重工系企業に就職しました。しかし私は小型精密機器の分野に日本の強みがあると考えたため、大型な構造物を扱うメーカーではなく、時計や工作機械、文房具など小型精密機器業界を中心に就職活動を行っていました。最終的にシチズン時計を選択したのは、夏季の長期インターンシップで指導に当たってくれた社員の方々の人柄に惹かれたからです。その内の一人が入社後に設計課でOJT担当となる先輩で、フランクな話ぶりに潜む確かな知識の裏付けや、技術開発に対する真剣な取り組み姿勢にとても好印象を持ちました。

現在所属している新製品技術課は、新規開発するムーブメントの評価・検証や、量産時の立ち上げを行う部署です。新卒入社してから昨年度までは同じ時計開発部内の設計課に所属していましたが、今年度より新製品技術課へ異動しました。現在は新製品の評価業務を中心に担当しており、例えば開発したムーブメントにハンマーで衝撃を与え、時計性能や部品に不具合が出ないかどうかを検証しています。不具合が発生した場合にはその原因を究明し、改善策を講じます。設計課での経験を活かしながら、実機検証や量産立ち上げの業務に携わることで、開発者としての幅を広げていきたいと考えています。

入社1年目で新製品開発の主担当者に

昨年度までは設計課に所属しており、新製品の構造設計や製品仕様の検討、各部門との調整などに携わっていました。設計課というとモデリングや図面作成がメイン業務と思われがちですが、実は作図は業務の一部にすぎません。例えばりゅうずを引いて回転させた際にどれくらい回せば針がどの程度動くのか、どのようにモードが移行するのかといった仕様の検討も行います。また、修理時の分解のしやすさなども考慮しながら設計を進める必要があります。そのため、アフターサービスや品質保証を担う部門とも連携し、総合的な視点で設計を進めていきます。

設計課での業務で、特に印象に残っているのは「ATTESA:ルナプログラム」の開発です。当時入社1年目でしたが、開発規模などを加味して主担当者に抜擢いただきました。初めは業務フローもわからない中での開発でしたが、先輩方のサポートや関連部門の方々の協力で、何とか無事に世の中に送り出すことができました。現在、業務を遂行するにあたって必要となる製品開発の一通りの流れを、この製品で入社後早いうちから経験したことで自身の大きな成長につながったと感じています。新製品が実際に発表され、その動画が世の中に広く出回ったときの感動は今も忘れません。

お客様の声が励みでありヒント

時計のようなBtoC商品に携わる喜びは、自分が開発した製品の「お客様の生の声を聴くことができる」ことです。例えば「ATTESA:ルナプログラム」がSNSの動画で紹介されたり、ECサイトで購入者のレビューで高評価を受けたりしているのを見ると大きな励みになります。もちろんそれがたとえ低評価であってもかまいません。それが次の製品へのヒントになるからです。もし自分の担当製品に何の反応もなければがっかり肩を落とすことになるでしょう。お客様の声のすべてが励みであり、ヒントなのです。

また、製品開発は幅広い部署と関わりながら業務を進めるため、社内外の多くの人と知り合い、協力することにも楽しさを感じています。どの部署も品質に対するこだわりが強く、高い品質意識と問題解決意識を持ちながら仕事に向き合う姿勢にはいつも刺激を受けています。これまで設計と評価を経験してきましたが、将来的には事業採算や企画立案に関わる業務にも挑戦したいと思っています。時計ビジネスの上流から下流までを知ることで、シチズンにしか生み出せない時計をつくることが私の究極の目標です。

※業務内容・所属部署は取材当時のものです。