PEOPLE

妥協しないものづくりで、
日本から世界に価値を届けたい

Y・S

2024年キャリア入社
出身:生物資源科学部 食品生命学科
商品企画部
第二企画課

デスクワークが多いため運動不足解消を目的にスポーツジムに通っている。限られた時間で効率よく体を鍛えられるよう、毎日メニューを工夫。汗を流したあとに入浴してリフレッシュすると、一日がリセットされた気持ちになる。

海外に価値を提供できる企業を探して

私は銀行で外国為替業務を経験した後、語学力を活かして日本と世界の架け橋になりたいという想いから転職し、外資系メーカーでマーケティング業務に携わっていました。海外に本社を置く企業で働く中で、日本を取り巻く環境の変化を背景に、世界における日本の存在感が相対的に低下していると危機感を覚えるようになりました。この立場で働き続けることが日本の役に立っているのか、という自問から、次第に日本発信で世界に価値を届けたいと考えるようになり、転職を決意しました。
転職活動では、「海外に価値を提供できる企業」で自分の力を発揮したいという想いから、日本の基幹産業であり社会への貢献度が高い製造業を中心に、自動車業界や化学品業界なども含めて幅広く転職先を検討していました。

その中でシチズン時計を選んだのは、時計という商材の「使い捨てではなく、世代を超えて長く大切に使われる存在である」という点に大きな魅力と可能性を感じたからです。シチズン時計は、社名が示す通り、老若男女を問わず幅広い人々が日常的に使える時計を提供しており、世界中の人々の暮らしに寄り添っている企業です。自分自身もその一員として社会に価値を生み出していきたいと考え、シチズン時計への入社を決意しました。

現地拠点の依頼を受けて新商品を企画

私が所属する商品企画部ではシチズン時計の製品企画に関する一連の業務を担っています。その中で第二企画課は海外向け製品を担当しており、私は北米・中南米・イギリス市場向けの商品企画、現地の販売拠点へのサポート業務を行っています。商品企画はニューヨーク拠点から寄せられる要望をもとに、デザイナー、技術担当とともに新製品のスケッチを作成。現地との調整を重ねながらサンプルを作成し、商品化を進めるという一連の業務です。現地からの依頼は非常に細かな指定があるものから「四角いケースで女性的なもの」といった抽象的なものまで様々で、毎回新鮮な気持ちで取り組んでいます。一方、サポート業務はグローバルサブブランドの新製品紹介から詳細な仕様の照会まで、あらゆる相談事に関する窓口のような仕事です。

やりがいを感じるのは、自分が企画に携わった時計が海外で販売され、多くの方に使われている場面を目にしたときです。シチズンの強みは、どのモデルにも通じる軸を持ちながら地域のニーズに合わせて表現を柔軟に変えられること。そうした製品が世界中のお客様に選ばれている姿を見ると、日本発の技術やものづくりの魅力を世界に届けられたと実感できます。

妥協なきものづくりには柔軟性も必要

シチズン時計に入社して感じるのは、社員全員が良いものづくりに決して妥協しない姿勢です。新規性の高い企画では特に、技術・意匠・品質など多角的かつ入念な検討が求められます。企画担当者が起点となり、その必要性や重要性を説明しながら製品へ落とし込んでいく過程には難しさもありますが、大きなやりがいを感じる部分でもあります。

一方で、良いものづくりには広い視野とのバランスも重要です。以前、ある企画を担当していた際、技術的な理由から当初想定していた文字板の色味とは異なるサンプルが出来上がったことがありました。指定していたブルーではなく少しグレーに近い色味です。本来なら直ちに修正を依頼するのが筋かもしれませんが、私はその絶妙な色合いにコンセプトとの親和性と可能性を感じました。そこで当初の打ち合わせ内容とは異なるものの、サンプルの色味で進めることを販売拠点に提案したところ、採用について快諾を得ることができ、発売後は現地でも高い評価を得ることができました。この経験を通じて、当初のイメージに固執することが必ずしも正解ではなく、時には柔軟に方向性を調整していくことも重要だと感じました。

※業務内容・所属部署は取材当時のものです。