PEOPLE
世界最高水準の技術力を活かして、
あらゆる人々に寄り添える時計づくりを。
H・O
特技は2歳から始めた日本舞踊。趣味はステージマジック(社会人サークルに所属)。週に1度の日本舞踊の稽古と、年に1度のマジックの舞台公演に向けての練習でオフは年中大忙し。得意のマジックの演目はシルク。日本舞踊との相性は抜群だ。
研究を通して身の回りの製品に興味を持つ。
大学院時代のペンタブレットを用いた日本語漢字署名認証の研究と、短期留学時代のセンサー付き歯ブラシを用いた歯磨き指導の研究から、身の回りの製品に興味を持つようになりました。老若男女問わず、ガジェットが苦手な方でも手軽に、安心して使える製品の開発に携わりたいと思い、時計業界を志望しました。シチズンを選んだのはインターンシップに参加したことがきっかけです。世界最小サイズの電波時計や光発電時計などムーブメントサイズの面で優れた技術力を持つシチズンは、完成時計のサイズのバリエーションを幅広く展開できる強みを有しています。ここでならあらゆる人に寄り添った時計づくりができると思い、入社を決めました。
私が所属する時計開発部は、時計の内部機構であるムーブメントの開発部門で、システム開発課では、回路、変換器(モータ)、受信システム、ソーラーセル、電池といったエレメントの開発を進めています。そこで私は変換器チームで時計の針を動かすモータの設計開発を担当しています。また、2022年からはある製品のソフトウェア改修チームにも参加しており、ソフトウェアの不具合の原因究明と解決にも尽力しています。
毎回異なる要求水準に応える楽しさと難しさ。
モータ開発の面白さと難しさは、製品ごとに求められる性能や条件が異なる点にあります。例えば光発電のエコ・ドライブは発電量と消費電力が釣り合っていることが必要不可欠です。クロノグラフのように複数の針を持つ時計では限られた電力をモータの数に合わせて適切に振り分けなければなりません。ダイバーズウォッチではISO規格で定められた耐磁性能を満たすことが求められます。このように毎回異なるテーマに対して設計と実機評価を繰り返し、仕様を満たす設計を実現できたときの達成感は格別です。
ソフトウェア改修で印象深いのは、日付の更新に関するエラーへの対応です。時計仕様・ソフトウェア・回路などあらゆる視点から解析を行い、最終的にソフトウェア仕様の定義漏れを発見し、無事にソフトウェア改修を行うことができました。この経験から、ソフトウェアとハードウェアの両面から製品を捉える重要性を学びました。少数精鋭の開発部門だからこそこのような経験ができたと感じています。
若手の挑戦を受け入れる風土こそがシチズンの強み。
シチズンに入社してよかったと感じるのは、若手でも挑戦しやすい企業風土が根付いていることです。私自身の例で言えば、入社3年目の頃に社内向けの技術訴求活動を提案しました。きっかけは年末の販売応援に参加したとき、時計の機能についてお客様どころか社内においてもあまり理解されていないことに気づいたからです。例えば、衝撃を検知して針飛びを防止する耐衝撃機能があるのですが、それがどのような仕組みなのか、なぜ必要なのかを正確に理解している人は技術系社員以外では少数です。そこで部内若手メンバーで構成するチームを結成し、お客様と接する機会の多い営業部門の方々に打診したところ、営業部門と連携して、営業部門向けの研修動画を作成することになりました。さらに2024年には社内向けに製品の開発秘話や開発者の想いを語るトークショーを開催するまでに発展しました。これは入社3年目の若手の提案に快くGOサインを出していただいた上長や、他部門の若手の意見にも真剣に耳を傾けてくださった営業部門の方々の協力があってこそ実現した試みです。そんな若手のチャレンジを後押しする企業風土こそがシチズンの強みだと、私は感じています。
※業務内容・所属部署は取材当時のものです。