意識調査

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ビジネスパーソンの「待ち時間」意識

コロナ禍による時間意識・感覚の変化が影響?
2023.05.31 ※調査内容は当時のものです。
Q1

どのくらい待たされるとイライラしますか?

公共施設などのイライラタイム

さまざまな場面・状況で、イライラを感じるまでの限界時間を聞いてみました。

病院
6割が「45分」が限界

ある程度の待ち時間を覚悟しなければならないのが病院です。

結果は「30分」が最も多く(36.3%)、次いで、「1時間」(26.0%)、「45分」(14.8%)と続きます。“45分まで”で既に6割(60.4%)の人がイライラを感じています。

2018年の調査でも、“45分まで”は61.1%とほぼ同じ。近年は病院側も待ち時間対策に力を入れていますが、「45分以内」がひとつの目安のようです。

「15分」~「45分」の合計

役所
トップは「15分」だが、「30分」、「30分超」が増える→気長傾向

役所の待ち時間は、「15分」(28.0%)でイライラするという人が最多でした。

18年調査と比べ、「5分」、「10分」の割合が減り、一方、「30分」、「30分超」は増えており、少し気長になっています。

“役所は待つところ”という認識が定着しているということでしょうか。最近はオンライン窓口予約を導入している自治体もありますが、まだ一部のようです。

金融機関のATM
“5分まで”に過半数(56.3%)がイライラ→気長傾向

金融機関のATMの行列は「5分」(34.3%)がトップ。次いで「10分」(28.0%)、「3分」(22.0%)となりました。“5分まで”に過半数(56.3%)がイライラを感じていますが、18年調査より「10分」以上の各時間が増えており、気長になっています。

統廃合によるATM店舗の減少により、その分混んでいることもあり、並ぶのが当たり前という感覚になっているのでしょうか。また、キャッシュレス化が進みネットバンキングが普及していることで、逆にATMに行くときは並ぶ覚悟が出来ているということかもしれません。

「3分」、「5分」の合計

通勤時の電車の遅れ
“10分まで”に6割強がイライラ

「10分」(28.5%)がトップ、次いで「5分」(21.3%)でした。“10分まで”では6割強(62.6%)がイライラを感じており、18年調査(66.8%)とほぼ同じです。日本の鉄道は定刻運行が当たり前になっているため、慌ただしい通勤時に電車が10分遅れると致命的です。

「3分」~「10分」の合計