意識調査

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平成の初めと終わりにみる、「ほどよい時間」 調査

2018.11.15 ※調査内容は当時のものです。

調査概要

はじめに

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言われるように、物事には“ほどよさ”や旬というものがあるようです。

ではさまざまな事象について、現代のビジネスパーソンは時間的な“ほどよさ”をどの位と感じているのでしょうか。

シチズン時計(本社:東京都西東京市、社長:戸倉敏夫)では、日常生活のさまざまなシーンでの『ほどよい時間』について、全国のビジネスパーソンを対象に調査を行いました。

今回は平成の終わりが刻々と近づくなか、平成元年の4月に当社が実施した同様の調査と比較を行い、平成時代の時間意識の変化を探りました。また新たな設問も追加し、現代の時間意識に迫りました。

調査概要

期間
2018年9月25日~26日
方法
インターネットによる調査
(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
対象
20代・30代・40代以上の全国のビジネスパーソン400人
サンプル内訳
 20代30代40代以上合計
男性66人67人67人200人
女性66人67人67人200人
文中・表内の百分率(パーセント)の数値は小数点第2位を四捨五入しています。
そのため、合計が100%にならない場合があります。

調査結果の概要

“ほどよい時間”は、個人的な感覚に左右される部分も多く、設問によっては答えの幅が広くなるものもありました。しかし、生活にパソコン、インターネットが登場する以前のいわば昭和末期の感覚が残る平成元年当時と、平成30年の現在では平均時間に大きな変化があらわれました。この30年の社会のさまざまな変化は、人々の時間意識にどのような変化を与えたのでしょうか?

30年前との比較調査

Ⅰ. ビジネス編
  • 社内会議の時間(1回)―――ほどよい時間は「40分」。30年で30分減
  • ビジネス電話の通話時間(1回)―――メール主流だからこそ、ビジネス電話は貴重?男性約2倍増 男性「5分58秒」、女性「4分52秒」
  • 1日に仕事でパソコンやスマホ等の情報端末に接する(平日)約2倍増―――情報端末の発達により、ほどよい接触時間も大きく増加
  • 昼食を注文してから運ばれてくるまでの時間―――ほどよい提供時間は「8分」
  • 1日の勤務の中の息抜き時間―――男女ともに「約35分」。男性が減少傾向に
  • 1ヵ月の残業時間―――女性はほぼ変化無く男性が減少し、男女の意識差が縮まる
  • 仕事の付き合いで飲食・飲酒に要する時間(1回あたり)―――40分減の2時間以内が、現代のほどよい“飲みニケーション”時間
Ⅱ. 家庭・生活編
  • 新婚気分でいられる期間―――ほどよい新婚気分は「1年3ヵ月」
  • 夫婦喧嘩して仲直りするまでの時間―――男女ともに“早く仲直りしたい”という意識が浸透
  • 1日の家族との団らん時間(平日)―――男女ともに「約1時間50分」。平成元年より10分程度長く
  • 入浴時間―――男女ともに平成元年より短く
Ⅲ. 社会事象編
  • プロ野球の試合時間―――実際の試合時間と1時間以上の乖離
  • 夏期一斉休暇の期間―――男女ともに「8日」、欧米並みのバカンスとはいかず

平成30年の時間意識調査

Ⅰ. 家庭・生活編
  • 1日にSNSを使用する時間(平日)―――女性のほうが長く接したいSNS時間
  • 1日にインターネット動画を見る時間(平日)―――男性「52分」、女性「45分」
  • ネットショッピングをする時間(1回あたり)―――画面越しに「30分~40分」
  • 1日の運動時間―――男性「47分」、女性「41分」
Ⅱ. 要職の在任期間編
  • 内閣総理大臣の在任期間―――「3年」が30.5%でトップ。「6年以上」の“長期派”は18.6%
  • サッカー日本代表監督の在任期間―――36.3%が「4年」と回答
Ⅲ. 番外編 平成30年間を振り返って・・・
  • あなたがもっとも印象的な世の中の出来事は?―――「自然災害」、「国民的アーティストの引退」、「時代を震撼させた事件」