意識調査

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20年の推移で見る子ども(小学生)の時間感覚

2001.05.30 ※調査内容は当時のものです。
Q

あなたにとって「大切な時間」と「無駄な時間」は?

大切な時間は「睡眠」、「食事」、「家族と一緒にいる」特に家族との時間が20年間で10%増

(単位:%)
 大切な時間無駄な時間
2001年1981年2001年1981年
睡眠(1)60.7(1)66.66.67.3
スポーツ24.1(4)38.83.14.4
食事(2)41.4(3)41.61.03.5
家族と一緒にいる(3)41.4(5)31.90.34.7
通学3.12.526.633.4
家で勉強・読書する(5)25.2(2)43.215.510.4
テレビを見る15.211.424.1(2)53.3
音楽を聴く4.51.921.4(1)58.0
お風呂5.22.87.614.2
学習塾で勉強する9.06.915.9(3)38.8
習い事・おけいこ事11.011.09.723.0
学校の友達とのつきあい(4)32.824.32.14.4
学校以外の友達とのつきあい7.64.17.223.3
電話(携帯も含む)1.4(2)44.5
メール0.7(3)32.4
テレビゲーム11.7(1)45.5
パソコン1.016.2
複数回答

子供たちにとって、一日(平日)の生活の中で“大切な時間”、“無駄な時間”とはどんな時間なのでしょうか。

まず“大切な時間”は、『睡眠』(60.7%)、『食事』(41.4%)、『家族と一緒にいる』(41.4%)がベスト3でした。81年調査と比較すると、『睡眠』と『食事』の大切さは変わっていませんが、『家族と一緒にいる』が約10ポイントアップ(31.9→41.4%)しています。現代は親子の触れ合いが希薄と言われていますが、それだけに子どもたちはこの時間を貴重と考えているのかもしれません。

逆に、今回ポイントを下げたのは『家で勉強・読書』で、18ポイント(43.2→25.2%)も減らしています。学習塾での勉強が徹底しているのか、それともテレビゲームなど他にやることが増えているということなのでしょうか。

その他では、『学校の友達とのつきあい』がポイントを上げ(24.3%→32.8%)、『スポーツ』が下げ(38.8%→24.1%)ています。

“無駄な時間”は、『テレビゲーム』(45.5%)、『電話(携帯含む)』(44.5%)、『メール』(32.4%)がベスト3でした。今回の調査で新たに加えた項目が上位を占めたもので、81年調査の結果(『音楽を聴く』『テレビを見る』『学習塾で勉強する』)とは様変わりです。無駄とは分かっていても止められないといったところが子どもたちの本音のようです。また、『学習塾で勉強する』が20年前と比べ約23ポイント(38.8%→15.9%)も下げました。昔はいやいや行っていた『学習塾』も、今や無駄とは感じない当然の時間となっているということでしょうか。