意識調査

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「ビジネスパーソンの“時感”」調査

―20年前との比較で見えた“時間感覚”の変化―
2026.06.10 ※調査内容は当時のものです。
時(とき)に関する言葉の感覚
Q1

下記の“時(とき)”に関する言葉について、「何時頃」を指すとお考えですか。あなたの感覚でお答えください。

表の数値は、回答項目(「何時から」「何時まで」「何時以降/頃」)それぞれの平均時間で、時間は24時間表記です。

未明
0時54分~3時06分、“0時台”へ全体的に前倒し

平均値今回2006年
何時から何時まで何時から何時まで
全体0時54分3時06分1時24分4時12分
男性0時54分3時06分1時24分4時24分
女性0時48分3時06分1時24分4時00分
20代0時42分2時54分0時54分3時42分
30代0時36分3時06分1時00分4時18分
40代0時48分3時18分1時30分4時30分
50代以上1時24分3時06分1時54分4時24分

広辞苑では「夜がまだすっきり明けきらない時」とされていますが、今回の調査では平均で0時54分頃~3時06分頃という結果でした。2006年(1時24分~4時12分)と比べると、開始は約30分、終了は約1時間早まり、現代では“日付変更直後に近い時間帯”として認識されていることが分かります。

年代別では、20代(0時42分)、30代(0時36分)、40代(0時48分)と、いずれも深夜1時前を起点と捉える傾向が強く、幅広い世代で前倒し傾向が見られました。一方、50代以上は「1時24分頃」からと相対的に遅く、“従来型の深夜イメージ”に近い認識が残っているようです。

早朝
4時42分~6時42分、20年経ってもほぼ変化なし

平均値今回2006年
何時から何時まで何時から何時まで
全体4時42分6時42分4時36分6時24分
男性5時00分6時54分4時42分6時30分
女性4時24分6時24分4時36分6時18分
20代4時42分6時24分4時36分6時24分
30代4時36分6時42分4時36分6時24分
40代5時00分6時42分4時42分6時30分
50代以上4時42分6時48分4時42分6時18分

広辞苑では「あさはやいうち」とされている「早朝」は、今回4時42分頃~6時42分頃という結果でした。2006年(4時36分~6時24分)と比べても大きな変化はなく、20年間ほぼ一定の共通認識が維持されています。

男女差を見ると、男性はやや遅め、女性はやや早めに捉える傾向があるものの、いずれも大きな差ではありません。今回の調査では、他の時間語で世代差や前後の変化が見られた一方で、「早朝」は最も安定した概念であることが分かります。

宵の口
“18~20時”が最多、時間感覚は大きく分散

広辞苑では「日が暮れて、まもない時」とされる「宵の口」ですが、今回の調査では「18~20時」(22.5%)が最多で、“夕方から夜へ移るころ”という認識がうかがえました。一方で、「15~17時」(21.3%)や「21~23時」(21.3%)も同程度で、「0~11時(深夜~朝)」とする回答も3割超にのぼり、時間感覚は大きく分散しました。

年代別では、20代は「15~17時」(26.0%)が比較的高く“夕方寄り”、40代は「18~20時」(27.0%)や「21~23時」(25.0%)が高く“夜寄り”の傾向が見られました。また、40代・50代では「0時~5時(深夜~早朝)」も2割超となり、世代によって解釈の幅が広がる結果となりました。全体として、回答は15時台から翌朝5時台まで広く分散しており、「宵の口」は今回の調査の中でも最も時間間隔の統一性が低い言葉でした。かつて一般的だった“夜の始まり”という意味合いは残りつつも、世代を問わず認識が揺らぎ、曖昧化が進んでいることが浮かび上がりました。

真夜中
23時18分~2時00分、“23時台前半”へシフト

平均値今回2006年
何時から何時まで何時から何時まで
全体23時18分2時00分23時42分2時18分
男性23時18分2時00分23時36分2時18分
女性23時18分2時00分23時42分2時18分
20代23時12分2時00分23時42分2時18分
30代23時12分1時54分23時42分2時24分
40代23時24分2時06分23時36分2時12分
50代以上23時18分2時06分23時42分2時12分

広辞苑では「真のよなか。深夜」とされる「真夜中」は、今回23時18分頃~2時00分頃という結果でした。2006年(23時42分~2時18分)と比べると、始まり・終わりともにやや早まりました。特に20代・30代では、始まりが「23時12分頃」と、“日付が変わる少し前から真夜中”と感じる傾向が強まっています。

夜更かし
23時54分以降、“0時以降”から日付変更前へ前倒し

平均値今回2006年
何時以降何時以降
全体23時54分0時12分
男性0時00分0時12分
女性23時54分0時12分
20代0時18分0時30分
30代23時48分0時24分
40代23時54分0時12分
50代以上23時48分23時48分

「夜更かし」と感じる基準は23時54分以降となりました。2006年(0時12分以降)と比べると、全体としてやや前倒しとなっています。

年代別では、20代が「0時18分」と最も遅く、年代が上がるほど“日付変更前”から夜更かしと感じる傾向が強く見られました。2006年調査では“0時以降”が夜更かしの中心でしたが、今回は平均値が日付変更前に入り、夜更かしの起点そのものが前倒ししています。生活リズムや就寝意識の変化により、“夜遅い”と感じる時間帯が全体的に早まっていると考えられます。

午前様
3時48分以降、“終電帰宅”から“始発時間帯”へ、20代は平均5時48分

平均値今回2006年
何時以降何時以降
全体3時48分1時18分
男性4時00分1時30分
女性3時30分1時12分
20代5時48分2時00分
30代4時42分0時54分
40代2時48分1時06分
50代以上1時42分1時24分

広辞苑では「帰宅が深夜の零時過ぎになること。また、その人」とされている「午前様」は、今回3時48分以降という結果でした。2006年(1時18分以降)から約2時間半後ろ倒しとなっています。

年代別では、20代は「5時48分」、30代でも「4時42分」と、若い世代ほど始発時間帯に近い帰宅を「午前様」と認識する傾向が見られました。また、次項の「朝帰り」の時間帯とも近接しており、両者の境界が曖昧になりつつあることも特徴です。

かつては“日付をまたぐ深夜の帰宅”を指していた「午前様」ですが、若い世代を中心に“始発が動き出す早朝に近い帰宅”へと認識がシフトしている様子がうかがえます。

朝帰り
5時12分~7時36分、“始発~通勤時間帯前後”が現代感覚

平均値今回2006年
何時から何時まで何時から何時まで
全体5時12分7時36分4時24分7時18分
男性5時30分7時48分4時30分7時18分
女性4時54分7時30分4時18分7時12分
20代4時54分7時30分4時36分7時30分
30代5時12分7時30分4時18分7時30分
40代5時30分8時00分4時30分7時00分
50代以上5時12分7時36分4時24分7時06分

「朝帰り」は5時12分頃~7時36分頃。2006年(4時24分~7時18分)と比べると、後ろ倒しとなっています。

特に40代は「5時30分頃~8時00分頃」と、他の年代より遅めの時間帯を「朝帰り」と捉える傾向が見られました。全体としては、“始発が動き出す時間帯から朝の通勤時間帯前後”が、現代における「朝帰り」の中心的な認識と言えそうです。

朝イチ
7時12分頃、20年前より約40分早まり、20代は“6時台”

平均値今回2006年
何時頃何時頃
全体7時12分7時54分
男性7時18分8時00分
女性7時06分7時48分
20代6時42分7時36分
30代7時06分8時12分
40代7時24分8時06分
50代以上7時30分7時48分

“朝イチでミーティング”などで使われる「朝イチ」は、今回7時12分頃という結果でした。2006年(7時54分頃)と比べると、約40分早まっています。

年代別では20代が「6時42分」と最も早く、若い世代ほど朝の時間を早く捉える感覚が強いことが分かります。リモートワークやフレックスタイム制度の浸透など働き方の多様化を背景に、朝の時間の使い方そのものが変化している可能性がうかがえます。