意識調査

open

「働く独身女性の生活時間」調査

2011.11.18 ※調査内容は当時のものです。
Q

プライベート時間についてどのくらいの時間を充てていますか。1週間の合計時間をお答えください。

現代の働く独身女性に、プライベートの時間をどのように過ごしているかを聞いた結果が以下のデータです。質問項目によっては、時代背景に合わせて91年調査と質問を変えたもの、新たに追加したものがあります。時間は全て実施者のみの平均時間です。

テレビ・音楽
テレビと音楽を合わせて12時間25分。
【使用時間NO.1】テレビを見ている時間が全項目中トップ

 2011年1991年
テレビ音楽鑑賞
平均時間9時間3分3時間22分12時間54分
実施率95.8%77.2%99.7%

今回はテレビ、音楽を分けて質問しました。91年調査では、「テレビ・音楽・ラジオ」で聞きましたので、単純比較はできません。ちなみにテレビと音楽の時間を合わせると12時間25分で、91年よりも30分程度短縮しています。

新聞・雑誌・本を読む
紙で読む人が8割超。1週間で2時間45分。電子端末利用者は4人に1人、消費時間が長いのは併読派

 2011年1991年
紙で読む電子端末で読む
平均時間2時間45分2時間20分4時間39分
実施率83.8%25.5%97.2%
参考
 2011年
併読(紙・電子)
平均時間4時間10分
実施率22.7%

「新聞・雑誌・本を読む」を紙と電子書籍などの電子端末で別々に聞いてみました。

紙で読む人は、83.8%で2時間45分。電子端末で読む人は、25.5%と4人に1人で2時間20分。ちなみに、紙と電子端末の両方で読む人は22.7%で4時間10分です。

電子端末(携帯電話やタブレット端末、PCなど)に接する
【実施率NO.1】週に14時間35分で実施率No.1

 2011年
ウェブサイトSNSゲーム
平均時間7時間41分2時間49分4時間5分
実施率98.0%50.7%46.3%

「ウェブサイトの閲覧や検索」は7時間41分で、「テレビ」に次いで多くの時間を費やしています。実施率も98%と非常に高く、独身女性にとっては必需品です。「ブログやSNS」を利用している人は約半数で2時間49分。「ゲーム」は46.3%が4時間強楽しんでいます。こうした電子端末の普及が他の時間を大幅に圧迫しているのが現状のようです。

家族との会話
家族とのコミュニケーション、通話やメールを加えても43分減

 2011年1991年
会話通話メール会話
平均時間3時間43分1時間13分53分6時間32分
実施率65.5%61.7%60.7%82.2%

「家族との会話」は、20年前比で約3時間減少しています。通話やメールと合せてみると5時間49分で、コミュニケーション時間としても43分短くなっています。

友人との通話・メール
通話とメールで3時間21分。メールの登場でコミュニケーション時間が増加

 2011年1991年
通話メール通話
平均時間1時間55分1時間26分2時間26分
実施率72.3%89.3%95.0%

今回は、「友人との通話」の他、「友人とのメール」時間も聞いてみました。両方の時間を合わせると3時間21分で、友人とのコミュニケーションは、20年前よりも約1時間ほど長くなっています。

家事(掃除、洗濯、料理など)
約4時間。
【実行時間減NO.1】家事の時間は20年前比で半減

 2011年1991年
料理家事・洗濯など
平均時間3時間59分4時間12分4時間19分
実施率91.5%74.5%61.7%

「家事」に充てている時間は約4時間。91年調査では8時間31分(「料理」4時間12分、「家事・洗濯など」4時間19分)で、半減しています。現代女性の家事離れに加えて、家電製品や食材の進化など効率化が進んでいることが大きな理由と思われます。

飲酒・喫茶
飲酒、喫茶で4時間30分。飲む機会も時間も減少

 2011年1991年
外でお酒を飲む外でお茶を飲む
平均時間2時間47分1時間43分5時間18分
実施率46.7%62.7%91.3%

今回はお酒とお茶を飲む時間を分けて質問しました。91年調査では、「飲酒・喫茶」で聞きましたので、単純比較はできません。「外でお酒を飲む」と「外でお茶を飲む」の時間を合わせると4時間30分、48分の短縮です。外でお酒を飲む人が半数以下と減っている上に、時間も短くなっているようです。

ショッピング
2時間27分。流通の多様化やライフスタイルの変化が買い物時間を減らす

 2011年1991年
平均時間2時間27分3時間47分
実施率92.7%92.5%

「ショッピング」は2時間27分で、20年前比1時間20分の減少です。通販やネットショッピング、流通網の多様化やまとめ買いなどライフスタイルの変化が原因でしょうか。

スポーツ・運動をする
2時間52分。実施者減も時間は変わらず

 2011年1991年
平均時間2時間52分2時間49分
実施率45.3%56.1%

僅か3分増えていますが20年前とほぼ同じです。ただし実施している人は、約1割減少しています。

映画、演劇、スポーツを観る
2時間22分。観る楽しみは時間変わらず

 2011年1991年
平均時間2時間22分2時間32分
実施率46.7%59.2%

この項目も前問同様の傾向です。20年前比で時間はほとんど変わらず、観ている人は約1割減少しています。

自己啓発
2時間40分。一定の人に支持されている自己啓発ニーズ

 2011年1991年
平均時間2時間40分2時間56分
実施率37.5%37.7%

「自己啓発」は、20年前とほぼ同じ実施率です。時間もあまり変化がありません。時代が変わり、多様化が進んでもスキルアップニーズは一定の人に支持されているようです。