出身: バイオエンジニアリング専攻
幼い頃からものづくりが好きで、学生時代もロボットや機械の勉強をしていたため、就職希望先も自然と製造業がメインになっていきました。その中でもシチズンを選んだのは、「時計」という製品が、贈った人の気持ち、着けている人の思い出などが刻まれていく“人の人生に寄り添う”機械であり、ここに自身の人生の一部を懸けて働いてみたいと思ったからです。また、会社説明会などで出会った先輩社員の方々に親切かつ誠実な印象を受け、「この人たちと一緒に働きたい」と思ったことも、入社決定の大きな要因になりました。
現在は、シチズングループのブランドの一つである『BULOVA』(アメリカの時計ブランド)を担当する部署において、商品分析・企画などから、納期管理、受注予測、海外拠点のサポートに至るまで、幅広い業務を担っています。国内外を問わず多くのステークホルダーと関わるため大変さもありますが、世界中の人々に楽しんでもらい、愛してもらえる製品に携われることは大きなやりがいです。私自身、海外出張先で、人種も国籍も異なる方がシチズンの時計を身につけているのを目にすることがあります。海を越えた先で、自身が携わった製品を楽しんでくれている方がいる。この事実を実際に感じることができる仕事は、そんなに多くはないと思っています。
仕事をする上で大切にしていることは、「できない」と言わないことです。海外の現地スタッフから難しい要望が届くケースも少なくはありませんが、ビジネスを成長させるという目線を持った内容であれば、実現に向けた調整を行うことも大切な役割だと思っているからです。また、若手の私ができることだけをやっていたら、いつまでも成長は望めないと思います。「できない」を「やる」に変えたところから、自身に足りない知識や経験が培われていくと考えています。
なお、シチズンでは営業や技術者、デザイナー、カスタマーサービスなどが同じ社屋で働いているため、その道の専門家にすぐ相談することも可能です。こういった環境は、業務上の意思決定を円滑にできるだけでなく、自身の成長を促進することにも繋がっています。
今後はより市場に近いポジションで、『BULOVA』を含むシチズングループ製品の拡販に貢献していきたいです。入社以来、自身が積み重ねてきた経験と知識、そして先輩方から受け取ってきた経験と知識を武器に、より消費者に近い場所で、求められるニーズに応えていきたいと考えています。
その背景にあるのは、これまで永く人々に寄り添ってきた腕時計の魅力や可能性をより広く伝えていくことこそが、100年以上の歴史を持つシチズンの命題だと感じているからです。技術だけでなく、世の中の仕組み自体がかなりのスピードで変化し続けている昨今、「もしかしたら10年後には誰も腕時計をしていないかもしれない」と考えることもありますが、それでもシチズンであれば、新たな腕時計の在り方までも創造していけると思っています。