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ENGINEER

時計の仕様に大きな影響を与える、
ムーブメント設計。
機能とデザインの融合を目指す。

森田 翔一郎MORITA SHOICHIRO
2007年入社

出身: 機械工学専攻

開発・設計/設計機構

大学で機械工学を専攻していたこともあって、機械系の開発や設計に携わることができるメーカーを中心に就職活動を行いました。時計業界を志望したのは、もともと時計に興味があったのでモチベーションを保って働いていけそうだと感じたから。その中でも、人事や先輩社員の雰囲気が良かったことが決め手となり、シチズンに入社しました。
現在、私は時計の中身であるムーブメント(駆動部分)の設計を担当しています。企画から製造まで多くの部門と連携して時計の仕様を決め、ムーブメントの構造を設計していきます。ときには各部門から相反する要望を受けることもあるので、そのたび全体最適となる解を判断しなければなりません。また、自分が設計したものを今後何年も生産してもらうことになるため、その責任はとても大きいです。ムーブメントの設計には幅広い知識が必要であり、今も多くの方の助けを得ながら仕事を進めています。時計を量産できるかたちにする過程には、設計業務以外にも多くの壁がありますが、試作品が想定通りに動いてくれたときや、困難な課題を達成できたときには非常にやりがいを感じます。

今の仕事の醍醐味は、ムーブメントの一部を設計するのではなく、時計の仕様も含めたムーブメント全体の設計に携わることができていることです。また、時計はデザイン性が重要な要素なので、ムーブメントにも機能や性能だけでなく美しさが求められます。機能性とデザイン性を意識した設計をできることも時計ならではの魅力だと思います。
入社当時の私は目の前の設計業務しかできず、会議に出てもわからないことだらけ。しかし、設計やその他の業務の経験を積むことで、徐々に自分の意見を持ち、広い視野で設計業務を行えるようになってきました。また、部門を越えて知り合いが増えたことで、フットワークも軽くなりました。失敗することはありますが、そのたびに知識が増え、成長できます。何かをやりたいと手を挙げれば、失敗を恐れず任せてくれるというのはシチズンの社風の良いところですね。

まずは次の新製品開発の際、現在担当している製品よりも広い視野を持ってスムーズに仕事を進められるようになりたいです。また、時計は単に時間を表示する機械ではなくファッション性を備えた、自分を表現できるものですので、お客様に購入して頂くにはデザインやストーリーなど、訴えかける何かが必要です。見つけてから購入するまでわくわく、購入した後もずっと身に着けていたいと感じるような愛着の湧く時計づくりに携わりたいです。そんな時計づくりに携わるためにも、ムーブメント開発という枠から一歩飛び出して、さまざまな仕事に挑戦したいです。