
(下)夫妻が栽培して若者たちに届けているミャンマーの野菜「チンパオ」
日本での支援は、和永さんが主に日本語教育を受け持ち、起美さんが現地の送り出し機関と連携して留学や就労を支援。さらに夫妻は、日本に来た若者たちの住まいの世話や、生活に必要な布団や家具などの用意も行うようになりました。中でも住まいについては、自宅近くにある空き家を購入し若者たちの寮として提供するなど手厚く支援し、月に1度は岐阜県内で働く若者たちを訪ね、食べ物を届けながら近況を聞くなどのフォローをしています。中でも、夫妻が栽培しているミャンマーの野菜「チンパオ」は、他では手に入らないため非常に喜ばれています。
また夫妻が訪ねてくれることは若者たちの心の支えにもなっており、「先生は今困っていることはないか必ず聞いてくれ、私も先生には素直に話すことができます」という声が聞かれます。
和永さんの日本語教育は、オンラインでミャンマーにいる若者と結び火曜、水曜、日曜と週3回行っており、木曜には介護の現場で使われる日本語も学ぶことができます。というのも、夫妻が支援している就労先では介護施設が多く、紹介した若者たちの評価が高いことからさらに引き合いがあるためで、「ミャンマーには年長者を大切にする文化があり、親切な対応が介護施設の利用者から大変喜ばれています」と夫妻は笑顔を見せます。
就労支援には夫妻の個人的な人脈も活用しており、介護施設のほか建築、土木、養鶏などの会社とつなぎ、就労場所も京都府や石川県などへ拡大。日本での長期滞在が可能となる介護福祉士の資格取得を目指し、介護施設でバイトとして働きながら大学で介護の専門知識を学んでいる若者も多く、看護師を目指す生徒も出てきています。




