
「困っている子どもたちがいたら、それを助けることに自分の力を活かしたい」。そんな想いを抱いていた渡辺さんに転機が訪れたのは、将来への想いを話したことがある当時の職場の上司から渡された小さな新聞記事がきっかけでした。それは、ベトナム・フエ市でストリートチルドレンの救済活動をする日本人の紹介記事で、まさに戦争孤児を助ける米兵の姿とオーバーラップし、すぐに連絡を取ったのです。
その日本人は「ベトナムの『子どもの家』を支える会」という団体を立ちあげ活動を行っており、折よく帰国するタイミングだったことから面会が実現。活動に参加したい想いを伝えると、一緒にストリートチルドレンの支援をしてはどうかと言ってくれ、渡辺さんはすぐに準備を整えベトナムへと飛び立ったのです。






