2020年度受賞
山本 宏昭さん
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自分の大好きなバスで、
これからも皆さんのために銀河鉄道株式会社 専務取締役
山本優子さん
社長の頭のなかには、常に自分のことよりも「公(おおやけ)」というものがあり、「バスを通して社会に貢献したい」という想いが行動の基本になっています。その情熱や使命感があったからこそ、私たちの会社の規模では難しいといわれる、路線バスの事業許可も取得できたのだと思います。
今回、「無料の通勤バスを運行する」と言われたときも、『社長らしいな』『とてもいいアイデアだな』と思いましたが、乗客減で経営も厳しい状況でしたので、「大変だ!」とも思いました。しかし、何とか実現させようと資金繰りや国交省との手続きに尽力し、コロナ禍の特例として許可をいただき、3月からスタートしました。
当初は私も車掌として乗車し、皆さんから直接感謝の言葉や差し入れをいただき、お役に立てている手ごたえを心から実感しました。
半年間の運行中は、運転士だけでなく事務スタッフも早朝から駆けつけて支えてくれていたので、9月11日の最後の便が戻ってきたときは、みんなで「お疲れさまでした」と言い合って感慨深かったですね。
受賞の連絡をいただいたときは、社名に「市民」を掲げるシチズンさんの賞ということで、社長の生き方にマッチしているなと思いました。市民の皆さんのために全員で頑張ったことが評価されたことも本当にうれしく、社長も「これは社員がもらった賞ですね」と喜んでいました。
社長にはこれからも、「誰もが自分にできること、好きなことで、世の中のために生きていきましょう」というメッセージを、自らの行動で発信し続けていただきたいと思います。

受賞コメント
選考委員長コメント