
子どもたちの数え切れない笑顔や涙を見つめてきた「ゆうやけ子どもクラブ」。保護者からも、「子どもの成長の節目にはいつも、ゆうやけと村岡さんがいてくださいました」「ゆうやけに通わせていただいたときのことを思い出しては、何度も何度も感謝しています」といった声が絶えない。
常設の施設となり、利用する子どもたちも増えたことから、2001年にはゆうやけ第2子どもクラブ、2013年にゆうやけ第3子どもクラブを開設。学校の長期休暇にも対応してますます大きな役割を担っている。スタッフも3カ所合わせて常勤8名、非常勤30名体制で運営し、子どもたちの様子に変化があれば互いに伝え合って見守りながら、皆で一人ひとりの成長に寄り添っている。
自閉症や知的障害のある子どもたちの学童保育の先駆者として、実践を貫いてきた村岡さん。今後に向けては、「職員がもっと子どもたちと向き合い、実践することに心が傾けられるよう、体制を整えていきたい。そして、次の世代に安心してバトンタッチできるクラブにしていきたい」と願いを込める。