「オビラメの会」の皆さまには、後志地域における「生物多様性地域連携保全活動計画」を策定するため2012年に本協議会に加入以来、指導的な役割を担っていただいています。
実績も際立っており、特にイトウ産卵期の「見守り活動」では、他に例を見ない1カ月間24時間体制のボランティア監視活動を継続されてきました。そして、人工授精したイトウの再導入世代、再導入第2世代、自然繁殖による野生魚が確認されるなど、「オビラメ復活30年計画」は着実に進行しています。これらは野生魚復活の先駆的な事例であり、皆さまの優れた能力と熱い想いに感動しています。
「オビラメ復活30年計画」は、2030年に目標を達成して会を解散することを目指しており、これからの10年も引き続き成果を挙げられることを期待しています。計画完了のあかつきには、オビラメが尻別川の生態系に安定して定着し、皆がマナーを守って巨大魚釣りが楽しめる夢の実現を願っています。
新聞記事から選ばれる本賞は、現代社会を色濃く反映する顕彰制度であり、今回の受賞は非常に意義深く、堅実な活動が高く評価された証となりました。吉岡会長はじめ、会員の皆さまの今後の活躍を心より期待いたします。
地域の人に活動を理解してもらおうと開催した、オビラメ勉強会の様子
受賞コメント
選考委員長コメント