シチズン・オブ・ザ・イヤーを頂いたときは素直にうれしかったのですが、賞について詳しく知るうちにその重みをずしりと感じるようになりました。授賞式の会場で何人もの方から「諒人くんの良いところを伸ばしてあげてください」と言っていただいたことが、とても励みになっています。
アリジゴクの研究をまとめたときは、「すごく面白い研究だったね」「わくわくしたね」と話をしていましたので、日本昆虫協会の大賞に選ばれた時も本当に感激でした。最初にアリジゴクのおしっこを見た時は一緒だったのですが、ほかのアリジゴクでも確認できた時は外出していて諒人から電話がきて、興奮しながら話していたのを覚えています。2つの大きな賞を頂いたことで、個性を伸ばすことの大切さを改めて感じました。
現在、諒人は全寮制の学校で勉強しています。先生から良いところを認めてもらっているうちに、生き物以外の算数や国語や家庭科まで興味を持って取り組み、いろいろできるようになっているのを見ると本当にうれしいです。将来、どんな道に進んでも、周りに振り回されずに信念を持って頑張ってほしいと思っています。
受賞コメント
選考委員長コメント