夫が荒川九中に毎月寄付をしているということは、結婚してしばらくのあいだ全く知りませんでした。知ったときは、お金のこと云々より、そういうことをする人なら、これからも悪いことはしないだろうし、信じて付いていって大丈夫だろうと思いました。
もちろん主婦ですので家計のことは心配になりますが、幸いなことに製鉄所は三交替勤務で、普通の方よりも多く頂いていましたから、寄付に関しては苦にはなりませんでした。
それにしても、こんなに長く続くとは…。正直言って、いつかはやめるだろうと思っていました。主人のことは小さいころから知っていて、意志が固く、言い出したらやめない人でしたけれども。
私にしても主人にしても、特にいいことをしているという気持ちはないので、知り合いや近所の人に「テレビで拝見しましたよ」「新聞に出てましたね」などと言われると困るというか、いやだといった気持ちが強いですね。
それでも寄付に関しては、主人はもちろんそうですが、私もできる限り、今後とも続けて行きたいと考えています。
受賞コメント
交流を通じて励まされてきたのは私の方で、本当に自分がもらっていいのかと思います。当中学校との長年に亘る交流がなければあり得なかったことで、学ぶ皆さんの代表としていただくという風に思っています。
受賞を通じて夜間中学がクローズアップされることが有難いです。