• TOP
  • ニュース
  • 電子ビューファインダー向けの世界最高峰の高精細液晶パネルを開発

電子ビューファインダー向けの世界最高峰の高精細液晶パネルを開発!!
-従来製品より解像度を1.5倍高め、デジタル一眼レフカメラの高精度なフォーカス合わせに対応-

デバイス

2014年7月2日
シチズンホールディングス株式会社
シチズンファインテックミヨタ株式会社

シチズンホールディングス株式会社の連結子会社であるシチズンファインテックミヨタ株式会社(本社:長野県御代田町、社長:佐藤 敏彦)は、従来製品より解像度を1.5倍高めた世界最高峰※1の解像度(576万画素相当)を持つデジタルカメラ用電子ビューファインダー=EVF(Electronic View Finder)用途の液晶パネルを開発、デジタル一眼レフカメラ市場への展開を図ります。今夏に試作品の提供,2015年度内に量産・販売を予定しております。

デジタルカメラ市場では、ミラーレスモデルの登場により、光学式ファインダーに代わり、撮影時に必要な情報表示が可能な、電子ビューファインダー(以下EVF)を搭載したモデルが増えています。より上位機種への搭載の為、被写体をより鮮明に映し出す高解像度の要求が高まっており、中でも、今後市場拡大が期待されるデジタル一眼レフカメラへの対応が課題となっていました。

当社では、高速応答性、高解像、高精細、高輝度表示が特徴の強誘電液晶を用いた液晶パネルを1990年代後半から開発しており、これまでも多くのデジタルカメラのEVFに搭載されています。

この度、より精細な駆動回路の設計と液晶の高速化改善を行うことで、従来製品(0.4インチQuad-VGA・約369万画素相当)より解像度を1.5倍高めた0.5インチでUXGA解像度(1,600×1,200×RGB)576万画素相当の液晶パネルの開発を実現しました。世界最高峰の解像度、立体感、精細感を持つ液晶パネルになっており、デジタル一眼レフカメラに要求される高精度なピント合わせが可能になり、光学式ファインダーの置換えとしても使用できる液晶パネルです。また、駆動速度もUXGA高解像度下において3倍速駆動を実現し、フィールド・シーケンシャル方式(※2)特有のカラーブレイクアップ(※3)対策についても劇的に進化し、他の方式と比べて実用上の問題無いレベルまで改善しており、これからのデジタル一眼レフカメラ新世代の主役となる製品です。

開発パネル参考写真

※1 2014年7月当社調べ(小型パネル:0.5インチ以下)
※2 非常に速いスピードで、赤・緑・青の光を順次照射して時間軸上でカラー映像を作る方式
※3 ファインダー上で視点を急に移動させた時に虹のような模様が見えること

シチズンファインテックミヨタ株式会社

2008年、シチズンミヨタ株式会社とシチズンファインテック株式会社が統合して誕生。
水晶振動子や液晶表示機器、光学デバイス部品などをてがける。

お問い合わせ

製品についてのお問い合わせ先
シチズンファインテックミヨタ株式会社
営業部 営業二課
TEL 0267-31-1111
報道関係の方のお問い合わせ先
経営企画部 広報課
TEL 042-466-1232(直)

関連リンク

シチズンファインテックミヨタ
強誘電液晶マイクロディスプレイ