ガルバノ光学スキャナは、ミラーを高速、高精度に駆動させ、光を走査(スキャン)、位置決めするなど、さまざまな光応用分野に利用されています。
2013年7月24日
シチズンホールディングス株式会社
シチズン千葉精密株式会社
シチズンホールディングス株式会社(本社:東京都西東京市、社長:戸倉 敏夫)のグループ会社であるシチズン千葉精密株式会社(本社:千葉県八千代市、社長:田中 伸幸)は、従来のものより小型・高精度・低価格を実現したガルバノスキャナ「GVMシリーズ」のサンプル出荷を8月から開始します。
製品名:ガルバノ光学スキャナ「GVMシリーズ」
サンプル出荷開始:2013年8月
モデル:5モデル
価格:¥68,300(スキャナ単体標準価格、税込)
売上目標:年間1億円(全モデル合わせて)
本製品は、多くのレーザー機器に使用されるレーザー光を位置制御するガルバノ光学スキャナです。本製品は、従来製品(GCM2260)に比べ、外径1/2、全長1/3の小型サイズ(φ14mm、全長32.2mm)を実現しました。
より小型なガルバノスキャナが市場から求められる中、ミラーの位置を制御するために搭載される位置センサーを、静電容量式センサーから新たに開発した光学式センサーとすることで小型化を実現しました。さらに軽量化による高速性、温度特性(温度変化による位置ずれ)、安定性などの、基本仕様もアップしています。
部品の共通化や、構造の簡素化により、高性能ながら、低価格化を実現しました。レーザー業界は、今後も成長が期待される業界です。レーザー光を位置制御するガルバノスキャナは、多くのレーザー機器に使用されるため需要も見込まれますが、そのほとんどが海外メーカー製品です。その市場に対し、低コスト、そして日本製の強みをいかして年間1億円の売り上げを目指します。
ガルバノ光学スキャナは、ミラーを高速、高精度に駆動させ、光を走査(スキャン)、位置決めするなど、さまざまな光応用分野に利用されています。
従来製品(GCM2260)に比べ、大幅な小型化を実現
新たに光学式センサーを開発することで、従来製品に比べ、外径1/2、全長1/3(φ14mm、全長32.2mm)と大幅なサイズダウンを実現しました。
高速化、温度特性、センサー感度も向上
高速動作にも強く応答時間160μsecを達成。10μrad/℃といった高い温度特性も可能に。さらに出力信号も14.1μAと高感度のため、鮮明度も向上しました。
●レーザーマーカー
●レーザー顕微鏡
●光造形装置
●各種レーザー応用の形状認識検査、測定装置
●高速度プリンター
シチズン千葉精密株式会社は、小型精密モーター及び精密機器・制御装置の専門メーカーとして、半導体製造装置、超高速マイクログラインダ、超音波医療機器などのコンポーネントの開発・製造・販売を手がけており、先端技術応用分野の高付加価値商品の開発を得意としています。
2007年4月にシチズングループ入りし、シチズン千葉精密の高い開発力とシチズングループのブランド力、海外展開力、生産技術力を融合することによりシナジー効果を発揮し、事業規模の拡大を図っていきます。
シチズン千葉精密株式会社
営業部
TEL 047-458-7935(直)
※ 誠に勝手ながら、8/14(水)~8/18(日)まで夏季休暇とさせて頂きます。
シチズンホールディングス株式会社
経営企画部 広報課
TEL 042-466-1232(直)
※ 誠に勝手ながら、7/27(土)~8/4(日)まで夏季休暇とさせて頂きます。