シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:海野 幹夫)は、腕時計の生産能力拡充のため、タイに生産子会社を設立し、2013年1月より生産を開始します。
世界の腕時計市場は、世界金融危機で大きく落ち込んだものの、市場の立ち上がりは世界的に想定以上に早く、当社においては、供給が需要に追いついてない状況が続いており、生産能力増強が課題となっております。
シチズン時計グループの海外生産拠点は、中国を中心に展開しておりますが、需要拡大に合わせた生産能力増強分の対応として、タイに生産拠点を設立することにより、日本・中国・タイの3拠点での生産体制を整え、生産能力を増強させます。
タイでは、1988年にRoyal Time Citi Co., LTD.(RTC)を設立し、外装部品加工、完成品組立てにおける主力工場の一つとして生産を行っており、既に工場運営の実績があります。この度設立した新会社は、主に外装部品(ケース、文字板等)の生産を行います。生産性を高めるため、シチズン時計グループ各社から人材を投入し、新技術を積極的に導入します。新工場の稼動により、市場回復に伴う需要増への対応と共に、技術力を高め、需要に柔軟かつ迅速に対応する生産体制を構築します。
【新工場完成予想図】