Social Contribution Mission Program 社会貢献活動派遣制度

栃木県での活動の背景・経緯

かつて里山として人の手による管理が行われ、人や多くの動植物が暮らしていた場所を再生することは、生態系や景観を維持することに繋がります。 栃木県市貝町はサシバの繁殖地で、多様な生物相を持つ里地里山環境が残されています。しかし、近年では開発などによる生息地の消失や過疎高齢化による田畑の耕作放棄や林の放置により、里山が荒れ生物相の単純化、外来種の増加、鳥獣被害の拡大と言った問題点を抱え、サシバの生息数も減少しています。また、益子町の小宅地区においては、小宅古墳や小宅城址など歴史的価値のある里山が多く残りますが、手入れが行き届かなくなっており、人々が入れる場所にすることが望まれています。

2018年度の支援期間:2018 年11月14日~15日

2019年度の支援期間:2019年9月11日~13日

訪問地域:栃木県市貝町、益子町の小宅地区

社会課題:生態系の保全

活動内容:里山の環境保全活動

栃木県市貝町とその周辺地域において、特定非営利活動法人NICEを通して、現地で活動しているNPOのトチギ環境未来基地と共に、グループ従業員が参加(2018年度:9名、2019年度:6名)し活動を行いました。「サシバの繁殖地である里山の保全活動」では、林の下草刈り、不要樹木の伐採を行うことで地面まで光と空気の流れを届けました。「過疎高齢化により手入れの行き届かない歴史的施設を守る活動」では、里山が荒れ人の踏み入れない状況にある古墳や小宅城址を囲む美しい里山の景観を取り戻し、人々の集える空間とすることを目的に、かつての里山に群生してしまった竹林の伐採を行いました。

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