Social Contribution Mission Program 社会貢献活動派遣制度

タイ王国での活動の背景・経緯

タイでは急激に開発の進む都市部に比べ郊外では伝統的な生活様式を営む国民が多く、国単位で見ると貧富の差が大きいことが課題となっています。コラートでも子どもには進学よりも生計の担い手として義務教育卒業後にはすぐにでも働かせたいという考え方が習慣化されており、教育の重要度を認識できていない家庭も少なくありません。タイのカリキュラムには小学校から英語教育が盛り込まれているなど、教育現場の熱は高いものの、いわゆる受験戦争のための詰込み型学習で、「体験学習」の機会はまだまだ少ない状況です。コラートのような郊外では進学よりも就職という考え方や地域環境などから子どもたちが異文化、外国人と接し、国際感覚を身に付ける機会がないのが現状です。このような理由からそういった現状を少しでも変え、コラートの子どもたちに異文化に触れて視野を拡げてもらい、子どもたち自身の学ぶ姿勢や意欲、興味を掻き立てるとともに、地域の考え方にも影響を与えて教育の機会を充実させること目的としています。

2018年度の支援期間:2019年2月25日~3月2日

訪問地域:タイ王国ナコーンラーチャシーマー県(コラート)

社会課題:子どもの権利の保護

活動内容:子ども支援プロジェクト

特定非営利活動法人NICEを通してシチズングループの海外拠点のある同地において、グループ従業員13名が参加し「子ども支援プロジェクト」を開催しました。シチズングループのルー ツであるものづくりの技術を通じ、ものづくりの楽しさや時の大切 さについて学んでもらう、時計工作教室「CITIZEN First Watch(はじめての時計)Project」を開催しました。また、活動地へ向かう前に、グループ会社のシチズンマニュファクチャリング社の海外工場であるRTC(ROYAL TIME CITI CO., LTD)の工場見学も行いました。

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