1918年に創業したシチズン時計は、当時スイスやアメリカ製の懐中時計が主流だった時代に、創業者の山﨑龜吉が「国産時計をつくりたい」という強い意志を持って誕生しました。山﨑亀吉は、時計の精度を高めるために部品用工作機械を自社で製造し、優れた技術者育成のために時計学校を開設するなど、徹底的に技術にこだわったものづくりを進めてきました。
シチズン時計の第一号製品である懐中時計は、山﨑亀吉と親交のあった当時の東京市長、後藤新平伯爵に命名を依頼され、永く広く市民に愛されるように、市民を意味する「CITIZEN」と名付けられました。その「CITIZEN」を会社名に取り入れ、1930年にシチズン時計株式会社が創立されました。「CITIZEN」を初めとする多くの優れた製品が生まれ、シチズン時計は世界的な時計メーカーとして多くの人々に愛されるようになりました。
シチズン時計は創業以来、「市民に愛され市民に貢献する」という企業理念を掲げ、製品開発や社会貢献活動に取り組んできました。代表的な製品としてエコドライブがあり、太陽光発電によるエネルギーを利用する技術で、電池の交換を必要とせず、環境に配慮した製品です。高品質と技術力により、世界中で多くの人々に愛されているシチズン時計の製品を通じて、みなさんの生活をより豊かにすることを目指しています。
シチズングループ行動憲章(以下、「行動憲章」)は、シチズングループの一員として、わたしたちが日々どのように行動すべきかの原理原則を示したものであり、シチズングループの企業理念を具現化するための行動や判断の基準となるものです。シチズングループは、この企業理念の具現化を通じて、持続可能な社会の発展に貢献しながら成長を果たし、「市民に愛され市民に貢献する」企業となることを目指します。