主人には詩人という一面があり、その詩を読んだときの感動、そして自分の思いを詩にできることへの憧れが尊敬となって、「この人に学びたい」と思うようになりました。波乱万丈な人生ですが、その気持ちが基軸にあり、また信念を持って生きている人なので、ついていくことができたのだと思います。ボランティアを始めたときも、障がい者施設の人たちに「うちの店にいらっしゃい」と自然な感じで始まりましたので、すんなりと受け入れられました。
もちろん、ボランティアを続けていく上では、材料費やガソリン代などを工面したり、自分の体がきつかったりと、大変なことはたくさんあります。でも、全国で被災地の人たちと出会い、ときに涙を流し、うれしいときは抱き合って喜び、他ではできない経験を通して本当にいい勉強をさせていただいています。
3人の娘たちも、もともと楽天的な性格もありますが、私たちのボランティア活動を明るく支えてくれ、福祉作業所も3人がそれぞれの家族とともにしっかり守ってくれています。
今回の受賞は、今までお世話になった人たちと一緒にいただいたと思いますので、これからも感謝の気持ちで頑張りたいと思います。
受賞コメント
選考委員長コメント