現在、みっくすはあつでは、10代から60代までの約10人がエコボールに携わり、1個につき100円の修繕費はすべて作業をする利用者に還元されている。今年2月には、エコボール活動を行っている全国の事業所が一堂に会する「第一回エコボール全国集会」も京都で開かれ、みっくすはあつの利用者が、エコボールを納品し喜んでもらえたときの達成感ややりがいについてスピーチ。また各就労支援施設から取り組みの報告などが発表され、横のつながりも深めた。
小畑さんはこの活動を続ける原動力について、何よりエコボールが利用者の就労支援となって、しかも確実に広がっていくのを実感できることが大きいと話す。そして「高校の野球部の監督さんから、部員に良い効果が生まれていると聞くのが私たちスタッフも利用者の皆さんもうれしく、そんなつながりができていくのが一番のやりがいになっています。またこの活動は、障害者の方だけでなく、高齢者施設の方にもやっていただいたらどうだろうというアイデアもあります。もっともっとつながりが広がるのではないかと期待しているのです」と、これからのさらなる発展にも想いを馳せる。