TOY工房どんぐりでは、布おもちゃをもっと多くの人に知ってもらえるよう、展示会を開いたり、講習会に作品を提供したりしている。また、ベトナムやコソボなど海外にも寄贈している。
常に現場の声に耳を傾け、アイデアを出し合い、時には意見の違いを徹底して話し合い頑張ってきた皆さん。今後は、より重度の障害がある子どもでも楽しむことができるおもちゃや、成人の障害者が楽しめる娯楽ツールの提供も検討している。
今回のシチズン・オブ・ザ・イヤー受賞を、現場の先生や製作を手伝ってくれる福祉作業所の人たち、無償で材料をカットしてくれる業者の方、おもちゃの貸し出しをしているボランティアグループなど、活動を支えてくれた多くの方が喜んでくれたそうだ。
「そうした方にとって、TOY工房どんぐりの布おもちゃづくりに関わった時間が、充実した時間だと思ってもらえたらうれしい。これからも、子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、ひとつずつ丁寧に作っていきます」と、メンバー全員が気持ちを新たにしている。